« 東京モーターショー 会場が東京ビッグサイトに変わっている! | トップページ | 発売されなかった1マイルシート トヨタMRJ »

2011年11月 6日 (日)

MR2 日本に3台のミッドシップがあった時代

MR2はかつてトヨタが製造販売していた2人乗りスポーツカー。
Midship Runabout 2seater

このクルマには「日本初のミッドシップ車」という歴史的意義があった。

1983年10月
晴海で行われた東京モーターショーに見たことのないカタチのクルマが出ていた。
名前は「SV3」
ボディカラーは白。
寸が詰まっている。
全長が短い。
RZ350という当時最速の加速をする二輪に乗っていた僕は"遅い四輪"は眼中になかった。
ただ、目の前にあるこのクルマだけはなにか違う。
これで走ると楽しそうだなと直感した。

1984年6月8日
「MR2」発売。
183.4万円(Gリミテッド 5MT)

同時期に販売されていたレビン/トレノ「AE86」と同じ1600ccの4A-GELUエンジン。
Lは横置きの意味。
運転席と助手席の間の高いトンネルの中にガソリンタンクが配置されていた。
年内までの7か月で10,534台が売れた。この年
1984-85日本カーオブザイヤーを受賞している。


MR2とAE86は他のどのクルマとも違う圧倒的な存在感、価値をもつ2台。
2人乗りミッドシップという斬新さ(MR2)、4人乗れる流線型のFR(AE86)の二者択一は悩ましかったが、その時は無難に"4人乗れる"後者を選択した。

1989年
「MR2」フルモデルチェンジ。
ターボ245馬力2000ccと、自然吸気170馬力2000ccの2タイプ。

「動力性能が高すぎてブレーキが効かない」
「スピンする危険なクルマ」
二代目のMR2は批判されていた。

自称玄人の皆さんはこうした性能面をとらえて憤慨していたが、素人ドライバーはスピードを出さなければ何も問題ない。
これを買いたいと思えなかった最大の理由は、初期型と比べてかっこ悪くなったことだ。
初期型の何が起こるかわからないような無骨さがなくなり、なんとなく"すぺしゃりてぃ"な外観になってしまった。

1990年代にはホンダから「NSX」「ビート」という2車種のミッドシップが発売される。
2車ともにホンダの最高傑作である。
スポーツカーファンの支持は高かったが、あまり売れなかった。
1991年に発売された「ビート」は1996年に生産終了。
1991年に発売された「NSX」は2005年に生産終了。

1991年からの6年間は、日本のミッドシップは3車種。
この至福の時代。
ミッドシップファンは、これらが全て姿を消すと想像するのは難しかった。

MR-S講座

| |

« 東京モーターショー 会場が東京ビッグサイトに変わっている! | トップページ | 発売されなかった1マイルシート トヨタMRJ »

自動車/交通」カテゴリの記事