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2011年12月14日 (水)

黄色い服で呑みに行くバルセロナの選手たち

12月10日(土)
リーガ(スペイン1部リーグ)のクラシコが行われ、首都ではバルセロナが3-1でレアル・マドリーに勝利した。
リーガの試合は週末の土曜日か日曜日のいずれかで行われる。
それは日本のJリーグでも同じなのだが、リーガの場合は週末のどちらの日に行われるかがわかるのは、その週の水曜日あたりだ。
ただこの日のように、バルセロナの日本行きで後ろが決まっている場合、早い時期に土曜開催が決まる。
バルセロナは試合後、シャワーを浴びると空港に直行。
チャーター便で翌日成田に降り立った。

成田に着いた選手一行はおそろいの黄色いトレーニングスーツを着用していた。
"制服"の色はセカンドユニフォームに採用される色が使われることが多い。
2006年のCWCで来日した際、セカンドユニフォームは蛍光黄色だった。

この黄色い"制服"の着用は、ホテルとスタジアムの移動時に限らない。
秋葉原に電気製品を買いに行く時も、六本木に呑みに行く時も着なければならない。日本のプロスポーツでは考えられないほど、規律がしっかりしているのである。


地元バルセロナにいる時も、呑みに行く時はこれを着ている。
そんなことをしたら、日本ならば大変なことになるだろう。
ファンに囲まれるだけではなく、日頃サッカーを見たこともないような人がここぞとばかりに写真を撮り、メモ用紙の裏側にサインを求める。
だが、バルセロナ市民は違う。
ある時、スポーツバーに選手が呑みに来た時のこと。
"制服"を着ているので、店中の誰もが一瞬で気づいたが、結局、その選手が店を出るまで誰1人声をかけなかった。

12月15日(木)
準決勝
バルセロナ(UEFA CL王者 スペイン)-アルサド(ACL王者 カタール)
この試合以降は日産スタジアムで行われる。

FCバルセロナ(以下バルサ)は、FA移籍で超一流選手をかき集めたプロ野球チームのようなものだ。
プロ野球選手がある球団のユニフォームに憧れるように、世界中のサッカー選手はバルサに憧れている。
サッカーファンの間でも、宿敵であるレアル・マドリーのファン以外で「バルセロナが心の底から嫌い」という人はとても少ない。
2000年代にチーム強化担当責任者を務めていたチキ・ベギリスタインは、当時補強方針についてこう語っていた。
「バルサに来たい選手だけを獲る」
それだけよりどりみどりと言うことであり、バルサが嫌いという選手にまで来てもらう必要がないという自信を表した発言である。

バルサは"大型補強"だけではない"育成"のチームとしても知られている。
それはカンテラと呼ばれる下部組織から育てた生え抜きの選手が、レギュラーとなっているからだ。
現在のチームでいえば、メッシ、シャビ、イニエスタ、セスク、プジョル、バルデスが生え抜きのレギュラーである。
ただし、育成と言っても幼少の頃からダイヤモンドのような原石を囲い込む"青田買い"であり、ドラフト会議があるプロ野球のように、選手獲得は機会均等ではない。
育成のバルサ=青田大型補強のバルサでもある。

サッカーが資質の総和による判定で決まるならば、優勝はバルサである。
あとは戦術如何と言うことになる。

2006年CWC決勝
バルサは 0-1 でインテルナシオナルに敗れている。
この敗戦について、決勝6日前に来日した点をとりあげて、コンディションが悪かったことを敗因に挙げる人がいる。(インテルナシオナルは決勝の10日前に来日)
それは一理はあるが、間違い。
確かにコンディションは悪かったが、それでも負けないだけの実力差があった。
敗因はライカールト監督が、リーガ(スペインリーグ)を戦っているのと同様に、徹底的に前がかりで攻めるよう指示したことにある。
自陣で守らせてくれない監督に対して「どないせえっちゅうねん」と悲しい顔をしていたプジョルの表情が今も目に浮かぶ。

唯一の失点である決勝点は、高く上がったディフェンスの裏にロングボールを通されたものだった。

現在の監督は勝利のためには、バルサのプライドを封印するという臨機応変さを持っている。
月並みな言葉だが、バルサに死角はない。

なにか得体の知れない神懸かりな力が働かない限り、バルサの優勝は動かない。
柏にその役割を期待したい。

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