5分でわかる箱根駅伝のルール
箱根駅伝は 日本テレビ系列が全国放送するので全国的な大会のようであるが、関東地区の大学だけが参加する駅伝である。
正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」
特に大会出場枠を示す「日本」や「関東」といった言葉は入っていない。
2024年の第100回大会は予選会の門戸が全国に開かれたが、関東以外で本大会出場権を得た大学はなかった。
1月2日(往路)1月3日(復路)に開催される。
箱根駅伝のルール
■区間:往路5区 復路5区 合計10区
■往復共に同じコース
■中継所:往路・復路ともに 鶴見、戸塚、平塚、小田原 の4カ所
■1~10区はすべて違う選手が走る
■メンバーは事前提出。ただし、補欠との交替が認められている
交替は6人、1日4人まで(2021年大会以降)
有力選手をどの区間に走らせるかが駆け引きのポイント。
有力選手を補欠で登録しておいて、当日交替させることで手の内を明かさない大学がある。
■争う優勝は3つ
「往路」「復路」「総合」
●1月2日の往路では「往路優勝」が決まる
往路で途中棄権したチームは、復路はオープン参加(優勝争いとは無関係)
【往路】
●「繰り上げスタート」
往路中継所では、トップ通過から10分(小田原の中継所は15分)を過ぎると号砲が打たれ、前区間選手の到着を待たずに、次の選手が繰り上げスタートを切る。
そのチームは棄権扱いとなるが、オープン参加で引きつづき走ることができる。
●1区では給水できない
ドリンクは「主催者が用意する水およびスポーツドリンク」に加えて「主催者が用意する水および指定ボトルを使用し、指定ボトルの中身は主催者が用意するスポーツドリンク、または各校で用意した飲料」(2025年大会より)
【復路】
●1月3日の復路は、往路ゴールタイムで生じた時間差による順次スタート
●往路ゴールタイム差がトップと10分以上あるチームは「一斉スタート」
実際のタイム差との差分は、ゴール後、計算して加算される。
●復路中継所では、トップ通過から20分を過ぎると号砲が打たれ、前区間選手の到着を待たずに、次の選手が繰り上げスタートを切る。
そのチームは棄権扱いとなるが、オープン参加で引きつづき走ることができる。
●大手町で復路のトップ選手がゴールした時点で即決するのは「総合優勝」
「復路」優勝は、全チームがゴールした後、一斉スタートの誤差を算出して判明する。
→3分でわかる箱根駅伝・復路(詳細)
●完全優勝
①全区間区間賞の優勝
②全区間トップ中継優勝
①②のいずれかを指す。
①はまだ1度もない。
→箱根駅伝用語(50音順)
●10位以内のチームに、翌年の出場シード権が与えられる。
シード権を獲得すれば、10月に行われる「予選会」に出なくて済み本選に照準を絞った調整ができる。
総合優勝争いが一段落した後"シード権争い"という2つめの山場がある。
●シード権争いの後方、3つめの山場は"たすきがつながるか?"
中継ポイントにおける、たすきリレーの時間制限は、1位のチームがリレーしてから20分以内。
20分を過ぎると号砲が打たれ、前区間選手の到着を待たずに、次の選手が繰り上げスタートを切る。
そのチームは棄権扱いとなるが、ゴールまで走ることはできる。
●6区は給水できない
●箱根駅伝とセンターライン
センターラインを踏んでいいのか?
センターラインを超えていいのか?
↓↓
原則として超えてはならないが、踏んでも超えても罰則はなく失格とはならない。選手たちはルールを遵守して競技に臨んでいる。
規則:競技者は原則として車道の左側を走る
かつて1区、10区にあった蒲田踏切は渋滞対策のため高架化されて、2012年度中に廃止。
箱根駅伝の選手が蒲田踏切を渡る姿は、2012年の第88回大会で見納めとなった。
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