マラソンで一番喉が渇く区間
2月19日は熊本県2つめの市民マラソン「熊本城マラソン」が開催される。
翌週26日は「東京マラソン」
この2大会を走る44,500人の中には、初マラソンに挑むランナーが大勢いるでしょう。
そんな皆さんに今日は「マラソン講座」が発案した「グリップ給水ボトル」をご紹介しましょう。
まず「グリップ給水ボトル」にたどり着いた経緯をお話します。
マラソン大会ではほぼ5km毎にエイド(給水・給食)があります。
ランナーが脱水症状に陥らぬよう、大会本部は手厚い態勢をとっているわけです。
安心して臨んだ初マラソン。
そこで困ったことが起きました。
第一エイドに行く手前、2kmほど走ったところで喉がからからに渇いてきたのです。
これには焦りました。
後で考えると、これは当たり前でした。
荷物を預ける時に給水した後、トイレ並び、整列、ロスタイム・・そして第一エイドまで。
この間には1時間15分程度の時間があるのです。
レース中に、こんなに長く給水できない区間はありません。
次の大会からは第一エイドまでに飲む分を手に持って走ることにしました。
量は200ml程度。
ポカリスエットの200ml入りペットボトルがちょうどよいです。
これを小分けに飲みながら走り、第一エイドのゴミ箱に容器を捨てさせていただくのです。
手持ちボトルのお陰で、第一エイドまでに喉が渇く不安は解消されました。
それから4つの大会は手持ちボトルで対応してきました。
そこに改善が加わったのは1枚の写真がきっかけでした。
4度目のマラソンを走り終え、業者から購入した写真を見ていた時です。
左肘を後ろに引いた時、手の甲がヨコではなく前を向いて垂れていたのです。
古典的なオバケが「うらめしや~」と言って出てくる時の手。
力なく前に垂らしたあの手の角度です。
他の写真で見ると右手はしっかりヨコを向いているので、左右の腕振りが違うことになる。
そこで、手持ちボトルを飲み終えた後も手に持って走れるよう紐をつけたわけです。
これは「e3グリップ」の応用です。
走る時は手を軽く握って(丸めて)いなければならないのですが「e3グリップ」はそのカタチを脳に覚え込ませる練習器具。
ただしレースでは、給水・給食の邪魔になるのでレース本番で握って走るのは気が引けます。
そこで目を着けたのが"リスクと戦うヨーグルト"明治LG21の形状。
e3グリップのように指のカタチではありませんが、握るとほどよく手が丸まるのです。
グリップ給水ボトルを2つ作り、両手に握ってスタート。
スタート後、小出しに飲んでいきます。
右手のボトルがなくなったら、エイドのゴミ箱に捨てる。
つづいて左のボトルを飲んでいく。
内容量は110ml×2=220mlあるので、第二エイドくらいまでは立ち寄らずに済んでいます。
第一エイドは特に混んでいるので、エイドが2度パスできることでタイムの節約にもなります。
その後、給水・給食をする際は手首にぶら下げれば手が空くので邪魔にはならない。
もちろん、腕振りが心配ではない人は飲み終えた時点で、容器は捨てて構いません。
「グリップ給水ボトルの作り方」へつづく
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