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2012年2月 6日 (月)

ジョブスの成功は幸福なのか

MS-DOSのパソコンでは、お約束の英数字を打ち込んでソフトを起動していた。
少し詳しくなると、それらの命令をバッチファイルにまとめて短い命令語で起動するようになったが、それでもボタン1つというわけにはいかない。

一方マックの特長といえば、アイコン(絵文字)を用い、マウスで窓(ソフト)を切り替える簡単な操作。
こうしたマックの優位性を後から真似たのが「ウィンドウズ」
元々「ビジネス市場」に根付いていた「98」や「IBM互換機」にウィンドウズという使いやすいOSが乗る。
まさにいいとこ取り。
市場は一気にマイクロソフトのものとなる。
特に「Windows95」が出た後の 1996、1997年はアップルの苦戦が続く。

1997年、追放されていたスティーブン・ジョブスが復帰。
1998年8月 iMac発売

iMac(アイマック)は「箱から出して10分でe-mailができる」とアップルが宣伝していたデスクトップパソコン。
その後、iPod、iTunes、iPhone、iPadとつづく"iシリーズ"ネーミングの元祖である。
革新的な医療技術「iPS細胞」にもそのiがつけられている。

・透明な筐体(きょうたい)
・インターネット接続が容易
・低価格 発売当初¥178,000、1999年1月~¥158,000、1999/4~¥115,000
その大ヒットが、アップル復活のきっかけとなった。

1999年10月、iMacシリーズのノート型、iBookを発売。
アップルのノート型商品は Powerbook、iBookというように、**Bookと名付けられている。

スティーブン・ジョブスは、ガレージメーカーから出発した成功者として典型的な人物。

1976年、アップルコンピューターを設立。
その後わがままな経営方針が元で追放され、コンピュータ会社「NEXT」を設立。
1996年末、NEXTはアップルから買収され古巣に戻る。
1997年、暫定CEO就任。マイクロソフトの出資を得た。
1998年に発売した iMacの成功で、復帰後の2年半で、株式時価総額は復帰時の8倍となった。
2000年1月5日、正式CEOに復帰。
2011年10月、逝去

ジョブスは多くの夢を実現して足早に逝ってしまった。
走り終えた後、ゆっくりと過ごす幸福な余生も無しに。

早々に「成功」からリタイアした人は思う。
死後、圧倒的に"いい人"に祀られて"成功者"と謳われたものの、
それはなんのための成功か、それは幸せと呼ぶのかと。

今も20年数年前にもらったりんごステッカーが、この間に買い求めた電子機器に貼られている。
エプソンのノートパソコン、ムーバ携帯電話、ウォークマン・・・

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