りんごのステッカー
2005年6月12日
スタンフォード大学卒業式のスピーチでジョブスが言っている。
アップルをクビになったことは自分の人生最良のできごとだったのだ
ということがわかってきた。
自由になれたことで私はまた、自分の人生で最もクリエイティブな時代の絶頂期に足を踏み出すことができた。
会社に入り、出世を目指す。
社長はムリでも取締役くらいならば、なんとかなるだろう。
よし、取締役をめざそう。
でも、歳をとるに連れて定年は近づいてくるが、役職は遠のいていく。
メディアが作り上げた"勝ち組"なる定義にあてはまらないサラリーマンには、いつか"成功"をあきらめる日がやってくる。
ある人は40の声を聞く時
ある人は45の声を聞く時
ジョブスはいわゆる"成功者"と言われながら、挫折を経験していることが人々の共感を呼ぶ。
1989年のある日、名古屋の本屋に並んでいた
「 スティーブ・ジョブズ パーソナルコンピュータを創った男」
という上下巻2冊の本を買ってきた。
そろそろ、ノートパソコンを買おうと考えていたからだ。
速読できるようになるのは、この時より十年後のことで、当時は読み進む速度が遅かった。
父はなんという名前で母はなんという名前、妹は・・
線を引き、ページを折り "前後の関係"をしっかり頭に入れていく。
そんな読み方が災いして、読んでは積む。
積んでは、せっかく買った本を積んでしまう自分を責める。
そしてまた読む、また置く。
apple、appleII、Lisa、Macintosh・・・
これらを試験に出る英単語のように暗記しながら読んでいたので、2冊を読み終えるのに半年ほどかかってしまった。
ようやく読み終えた頃、あるコンピューター展示会の会場で1枚のステッカーをもらった。
今も大事に使っているアップルコンピューターのロゴだ。
つづく
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