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2012年3月 6日 (火)

2分でわかるFACEBOOK

FACEBOOKについて、しらべるの定義はこうだ。
「実名でつながろうという主旨のSNS」

補足説明をつけるならが、世界最多の会員数をもつSNSでもある。
2006年にサービスが始まった。

1990年代初頭、パソコン通信で「ハンドルネーム」というネット上のペンネームが生まれて以来、ネット上では本名を名乗らないのが通例だった。
2000年代半ばから急速に普及したmixiをはじめとするSNSでも同様である。

ところが、FACEBOOKは実名登録が原則。
日本人の場合、漢字氏名で登録している人と、アルファベット表記で登録している人がいる。

当初、大半のSNSが新規登録は紹介制としていたが、FACEBOOKは紹介制ではない。
一人2ID保有は禁止。
利用料金はかからない。

名前、経歴、写真まで非匿名が原則のため、公開すると素性を特定されてしまう。
自営業、企業の管理職層が仕事に利用するには好適だ。
しかし、ネットを使ってリアルなつながりを作りたいという人は少い。

一般人の場合、素性を特定されるメリットはない。
逆にリスクだけが増える。
唯一のメリットは、幼なじみや音信が途絶えている旧友が見つけてくれることくらいだ。

名字が同じと言うだけで「友だちリクエスト」を送ってくる人もいる。
そんなつながりに、なんの意味もない。
友だちが何か新たな情報に食いつくと、それがいちいち「最近こういうことを始めた」といってメールがくる。
いくら友だちでも無関心な分野にまでつながらされるのはかなわない。

匿名のネットは、特定の趣味を共有する仲間づくりに大いに役立ってきた。
だが、それを実名でやる必要はない。
家族に内緒の交友関係の人は友だちになれない。
FACEBOOKは近親者にも、交友関係が筒抜けになるからだ。

会社に知られたくない交友関係の人は友だちになれない。
FACEBOOKは、実名を特定したい人にとっての有力な「実名特定ツール」
学歴は極力公開しないほうがよい。
業務利用でない限り、会社名は公開しない方がよい。

FACEBOOKは「実名であること」「会員数が多いこと」で、一部の人にもてはやされている。
「足あと」撤廃以降mixiに閑古鳥が啼き、他のSNSも独自の分野に特化した。
FACEBOOKはそうしたSNS衰退期に置いて、消去法的に生き残るSNSとなるだろうが、それ以上の何者でもない。

SNSの歴史

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