次元を超えて初めてわかること
友達が死んでから12年が過ぎた
亡くなってから4年間は、命日に友達が集まり、彼を偲んでいた。
今はもう思い出す人も少ないのではないだろうか。
残された家族にも、友人たちにも、もうその後の暮らしが定着している
でも彼にだけは、その人生がない
この12年間は空欄なわけだ。
同い年の友が亡くなったケースは他にないので、こういう感慨に触れるのは年に一度、彼の命日しかない。
これから自分がさらに歳をとり、同年代の友達が1人、また1人と先だっていくと、年間カレンダーが命日で埋まっていくわけだ。
亡くなった人はその死をもって、残される者に人は必ず死ぬことを教えていく。
死んだ後の世界は、精神世界の話しを除けば、空に過ぎない。
彼は今頃、異次元のどこかにあるユートピアで悠々自適に過ごしているか、天国で次世に備えて修行に励んでいるかも知れない。
亡くなった人の今を思う時、その姿はそんな非現実な空想の世界にしかない。
今身の回りを占めているこの空気に、彼がいないことはさみしい。
次元を超えた人の姿はこうして見えなくなるのか。
それは、その立場になってみて初めてわかるらしい。
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