全国健勝マラソン日本海大会 改め 加賀温泉郷大会
2012年4月15日(日)
第37回全国健勝マラソン加賀温泉郷大会が開催される。
この大会は前回まで「全国健勝マラソン日本海大会」という大会名で開催されていた。
"日本海"という名前は他県のランニング大会にもある。
そもそも"日本海"という名前では幅が広すぎて、どこの大会なのかがわからない。
そこで今回から日本海をやめて「加賀温泉郷」となった。
加賀温泉郷は石川県の西部に位置する山代温泉、片山津温泉、山中温泉の総称。
単独で加賀温泉という温泉はない。
スタート・ゴール会場はJR「加賀温泉」駅から徒歩30分の場所にある加賀市陸上競技場。
ここから日本海に向かって走り、塩屋で折り返して戻ってくる1ウェイ折り返しコース。
前回までの大会名に「日本海」を謳っていたが、日本海が見えるのはコース途中のほんの一瞬である。
今回は4つの変更点があった。
・制限時間 5:00→6:00
・参加費 3,500円→4,000円
・前日受付をおこなう。
・前夜祭を行う。
石川県開催のマラソンは他に「能登和倉万葉の里マラソン」がある。
そちらは2009年に始まった新興大会だが、参加者数ではあっさりと追い抜かれてしまった。
ただ「加賀温泉」は潜在能力の高い大会であり、運営によっては伸びしろが大きい。
今回4つの変更点には「加賀温泉」が改革の第一歩を踏み出した気概が感じられる。
そもそも「加賀温泉」にランナーが集まらない最大の理由は、コースの"高低差"にある。
それも第38回大会(2013年開催)ではコースを変更し、陸連の公認取得を計画しているため、現行コースでは最後の大会となる見通し。
屈指の難コースを攻略できるチャンスは今年が最後だ。
それでは「加賀温泉」の攻略方法について述べていこう。
まずは事前に立案するレースプラン。
フラットなコースの大会であれば、入りの5kmを抑えて入り、あとはゴールまでイーブンペースというレースプランを立てる。
この大会も基本プランとしては、イーブン設定でよい。
全く同じ道を往復するコースなので、往復の負荷は同じなのだ。
ただし、上り下りの連続にスタミナが奪われていき、後半にペースダウンする可能性が大きい。
失速が始まった終盤のために、ゴールタイムから逆算したペース表を作っておく必要がある。
また、スタート/ゴールが高台にあるため、ゴール直前に300mほどの上りがある。
佐倉ほど長くはないが、やはり41km走ってきての上りはきつい。
41kmから先の1.2kmでは1分多めに時間を読んでおくとよい。
スタート位置からスタートラインまでのロスタイムはほとんど無い。
目の前にスタートラインが見えているので、号砲はよく聞こえる。
陸上競技場内をほぼ1周して競技場を出て行く時は、エリートランナーの気分が味わえる。
スタートしてからゴールまでの間に、タイムロスをする区間はない。
渋滞して歩かなければならないような場所や、砂利道もない。
十分なスペースの走路に対して前回参加者およそ400人と、日本一走りやすいマラソンなのである。
つづく
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