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2012年4月19日 (木)

どこを見て仕事をするか?

20代のサラリーマンへ(3)

サラリーマンとして仕事をしていくうえで、大切な基準がある。
それは「どこを見て仕事をするか?」だ。

「上ばかり見るのはもってのほか」
「お客様の方を見て仕事をする」
というのは理想論。
人から聞かれたらそう答えなければならないが、心の中ではもう一つの基準をもつ必要がある。

人のことは見ない。自分は自分だけを見る!
というのは、粋がったものの考え方。
見ていて息苦しい。
しかも、それは基本であり口にする必要もないことだ。

同期を見るというのも違う。
同期はライバルではない。
同期は世知辛い会社のなかで、わずかに心許せる家族のような存在。
おもねりへつらい見習う相手ではない。

後輩を見るというのはお調子者の言うこと。
後輩に学ぶようでは、先が見えている。

さて、残るは年上の誰かということになる。
若い君たちは"えらい人コレクション"をしてはいけない。
社長、役員、部長
そういう人たちは皆、お年寄り。
彼らは若い君に声をかけて、励ましてくれる。
君がまっすぐな目をしているからだ。
すねて斜に構えた10年選手に比べて、君たちは可愛い。

そこで君が「目をかけてもらっている」と思うと悲劇が始まる。
役員や部長にいい顔をしても、一銭の足しにもならないのだ。
サラリーマンが重要な職務に就くか、その他大勢に回るかが決まるのは30台後半。
その肝心な時に、目をかけてくれていたお年寄りはもう会社にいない。
どれだけ多くのエライ人の目に留まっても、15年後の重要な局面では屁の突っ張りにもならない。

では、誰をみて仕事をするのか。
それは年齢差10歳以内の先輩。
ただし、誰からも仕事ができると思われている人だ。

ここで「見る」と言っているのは、無礼な行為をしないこと。仕事ぶりに習うこと。
金魚の糞のように付きまとうことではない。

仕事ができる先輩をみていれば、自分も仕事ができるようになる。
そして15年後、重要な局面を迎えた時。
あるいはそれよりもっと先、一敗地にまみれて、それでもまだ捲土重来を期している時。
仕事ができる先輩との関係が生きてくる。

もちろん、先輩の眼鏡にかなう人材に自らが育っていなければならない。

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