坂ダッシュと心肺機能の向上
6週目
今季初の坂ダッシュ(以下、坂D)
東京は安心して走れる場所が少ない。
どこからでも自動車、自転車が飛び出してくる。
まぁ運転者からみれば、最近はランナーが増えて走りづらいと思っているだろうが。
トレイルランがブームだと言っても、山に行くまでに半日かかってしまう。
ただし、坂だけは事欠かない。
至るところに急な上り坂がある。上りがあるということは下りもある。
平地のジョギングをどれだけやっても速くならないのは、最初の4年でわかっている。
いや正確に言えば、速くなるのに多くの距離と時間を費やさなければならない。
ランは週末土日のみ。1回あたりの練習時間は2時間程度。
その中で速くなるには、高低差を走らなければならない。
平地をゆっくり走るジョギング、LSDで毛細血管起こし酸素を運ぶルート作る。
それが第1クール。
そして第2クールでは「坂D」「高低差走」を中心にして心肺機能を高めていくのだ。
「坂D」は200m程度の急な上り坂を全力で上がる、いわゆる「全力坂」
ただし全力と言っても100m15秒程度の全力ではなく、長距離走として走る全力。
レースペースが6分/kmならば、必死に飛ばしても5分40秒程度だ。
ある程度、限界に近い走りをする。
ただし、坂を登り切ったところで倒れてしまっては危ない。
倒れない程度の全力。
顔をくしゃおじさんのように(古い)しかめてできる範囲だ。
パパに連れられて散歩する子どもが怖がるので、子どもがいる時はちょっと顔を戻す。
息が上がってきたら、全力で息を吐く。
はー はー はー では吐ききれない。
はっ はっ はっ はっ と吐く力をこめて吐く。
全力で上り切った自信が、レースで自分を支える。
そう考えながら、最後までゆるめない。
上り切ったら、大回りで迂回して坂の麓までジョグ。
上りは同じコースだが、下りは1本ごとに違うコースを下りる。
気分転換のためだ。
そうでもしないとやっていられない。
水曜日などのミッドウィークに「坂D」を入れる場合は5本。
週末に入れる場合は7本。
坂Dを入れたことにより、レース直前の脈拍(拍/分)は35程度まで下がった。
ランニングを全くしていない平常時が 50前後なので、レース直前は心肺機能が大幅に向上していることがわかる。
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