骨盤スタート!
レース3週間前
東京マラソンで見た藤原新のフォームを思い出しながら考え続けていた金曜日。
1つのアイデアを思いついた。
藤原新のフォームは前傾姿勢をとっていない。
背骨の軸は地面とほぼ垂直だ。
それでいて腰の位置が高い。
まるで丹田のあたりに紐がついていて、それを先導のバイクに引っ張ってもらっているように見える。
どうすればあのカタチができるのか。
あれこれと考え居るうちに、数年前に取り組んだ「ヌデレバモード」を思い出した。
女子のエリートランナー、ヌデレバも上半身はまっすぐ立っていた。
ただ、日本人と違うのは極端に骨盤が前傾していることだ。
そうだ。骨盤前傾を忘れていたぞ。
さっそく土曜日のLSDで試してみる。
走り始める前、両手の拳をお尻の上に当てる。
左の拳は左の尻。
右の拳は右の尻。
そして、お尻をくいっと突き出すようにして骨盤を前傾させる。
その時、しっかりとお腹に力を入れて上半身はまっすぐ立ったままにする。
その形を作ったら走り始める。
するとどうだ!
どれだけ走っても腰が落ちてこない。
これぞ目指していた藤原フォームだ。
骨盤前傾でこんなに走りがよくなるとは!
完成した!
腰を前に出すという意識をしなくてよくなった。
その後、走る度にこの動作をしてから走り始めるようにした。
本番のレースもそうだ。
レース終盤にオールスポーツが撮ってくれた写真を見ても、ほとんど腰が落ちていない。
これまでのフォームは、時間が経ち体が疲れてくると体が忘れてしまうもの。
だから時々「あ、腰落ちてるぞ!」と自分に言い聞かせなければならなかった。
この「骨盤スタート」を入れれば、形状記憶合金を仕込んだかのように、体がカタチを覚えてくれる。
我ながら、いいことに気づいてしまった。
僕がプロランナーだったら、とてもブログには書かなかっただろう。
レース3週前の週末は最もきついメニュー 20kmRP走。
がんばり通したのだが、ペースは上がらず仕舞い。
レースペースの設定通りに走れなかった。
ここにきて、レースプランを再度、仕切り直さなければならない。
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