猿島で再現! 仮面ライダー新1号対ガニコウモルの決戦
展望台を後にした僕ら一行は、島の北端「ヨネノ根」へ降りる。
ここは急な階段をおりる道。
横幅が狭いので、降りる人優先、待避は山側という登山道ルールの心得が必要だ。
降りたところは天然の岩場。都市の海岸は大半がコンクリートで固められており、こうした風景は珍しい。
この日は数人の人がここで岩場釣りを楽しんでいた。
日蓮洞窟と命名された洞窟があるが、日蓮聖人がここに来たということではないようだ。
つづいて東端のオイモノ鼻へ。
ここにも見覚えがある。
先の展望台の場面。
ブラック将軍が逃走した後、ガニコウモルと新1号は海辺に移動して決戦。
その舞台が、ここオイモノ鼻の上にある広場と推察する。
仮面ライダーカード(277)きょうてきガニコウモル
ガニコウモルがハサミで新1号の首を絞めるシーンはここで撮影したスチールだろう。
<あらすじ>
仮面ライダーにとって初めて戦う合成怪人は想定外の強さ。
新1号はきりもみシュートで仕留めようとするが、相打ちとなりガニコウモルと共に海に沈んだ。
「ライダーがやられた」
滝和也が愕然とする言葉でその回が終わる。
だが、次回「仮面ライダーは2度死ぬ!」の予告編にはライダーが映っており、ライダーの存命が推察できる。
全国のライダーファンはとりあえず悲痛な1週間を過ごさずに済んだ。
島内にペットを連れて行くことはできない。
虫が多いので、夏場は虫にさされた時の準備をしておくとよい。
帰りの船も1時間1本。毎時45分発。
17時の最終便に乗り遅れると遭難者として扱われる。
臨時に船を出して迎え(救出?)に来てもらうことになり別途料金を取られる。
往路は検札があったが、復路はない。
三笠桟橋に帰港時、係員が人数をカウントしていた。
最終便終了後、渡航した乗客と帰港した乗客の数が一致するかをチェックするのだろう。
構想7年。仮面ライダーの足あとをたどる猿島の旅は終わった。
だが、我々は自然に触れる貴重な場所としての猿島に出会った。
さらば猿島。
また逢う日まで。
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