内村航平に向かって周子さんが投げた謎の物体
内村航平、歓喜の金メダル
場内に君が代が流れ、表彰式が終わる。
国際映像がとらえていた会場全体を引きで撮った画面の時だ。
「お母さんの周子さんが内村が投げた花束をキャッチしました」
実況アナウンサーが伝えたのだが、映像は切り替わらない。
アナウンサーは自局のカメラクルーがとらえた映像をモニターしていたのだろう。
翌日のニュース番組でようやく、その映像を見ることができた。
映像は一段高い観客席にいる周子さんをとらえている。
そこに航平が投げた花束が飛び上がってくる。
周子さんは、花束をナイスキャッチする直前に、2つの物体を放り投げた。
投げようとしていたところに、ちょうど航平が花束を投げたものだから、狙いをつけることができず、まさに放り投げた。
何を投げたのだろう?
一つは白っぽくて四角い物体。もう一つはよくわからない。
四角い物体は携帯電話のように見えた。
航平が競技が終わるまで母に預けていた携帯。
「さぁ思う存分、誰かと話しなさい」と母親が投げたのか。
いや、そんなはずはない。あの高さから投げて、航平がキャッチできなかったら携帯は壊れてしまう。
事実、航平は物体をキャッチできず、床から拾い上げていた。
いったい、この場面でなにを急いで渡す必要があったのか?
その謎は3日のスポニチで解けた。
四角い物体はお守り。もう1つは「ブラックサンダー」だった。
ブラックサンダーは内村航平が大好きだということで、一躍有名になったチョコレート。
セブンイレブンでは以前から定番に入っており、最近ではローソンでもレジ横に置いている店を見かける。
6月から地域限定販売されていた「ブラックサンダーX」は、内村航平の五輪出場に合わせて関東でも売られるようになっている。
コレクター界に「シグネチャーモデル」という言葉がある。
しらべるの定義は「トップスターの名前を冠した商品」
本人使用モデルとほぼ同じ仕様で市販するモデルのことだ。
タイガーウッズのゴルフスパイク「ズームタイガー」
野茂英雄のクロストレーニングシューズ「ノモマックス」
などがそれに当たる。
トップスターに憧れるファンが、スターと同じ道具を使うことができるシグネチャーモデルは、スターの存在が大きいほど売上げを伸ばす。
内村航平にはまだシグネチャーモデルはない。
「ブラックサンダー」も縁の商品だが、公式なスポンサーではない。
内村航平が表彰式で着用していたのはミズノがつくる日本代表公式ジャージ。
これはミズノが販売している。
内村航平が試合中の栄養補給につかったのは「アミノバイタルゴールド」
味の素が内村航平専用につくったスペシャル・サプリメントだ。
これは8月27日に味の素から発売されることが発表された。
9月から始まる10か月間のマラソンシーズンにおいて、これを愛用するランナーが多いだろう。
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