岩名運動公園の坂道を下見する
ホテルのチェックインまではまだ1時間半あるので会場の下見に行く。
グリコーゲンを温存するためタクシーを利用する。
自分の足で坂を上りたくなかったので、坂をのぼって競技場の前で下ろしてもらう。
そこはタクシーどころか人も歩いていない場所なので、30分後に坂の麓まで迎えに来てもらうことにした。
佐倉朝日健康マラソンは岩名運動公園をスタート、印旛沼沿いの田園風景を走り、岩名運動公園に帰ってくるコース。
海と山に囲まれた日本では、大半の都市において平地は貴重な商業・住居エリアである。
従ってこのような運動公園は山を切り開いた場所に作られる。
野球やトラック競技であれば、それはなんの障害にもならない
しかしマラソンではこれが大きな障害になる。
5千人規模が集合する場所、更衣場所を確保するためには、競技場でのスタート/ゴールは外せない。
ということは高台にあるゴールに向っての最終区間は必ず急な上りになる。
去年走った全国健勝マラソン日本海大会(2012年より全国健勝マラソン加賀温泉郷大会に改名)も同様の大会のため最後は上りだった。
だが、地図ソフトで測ったところ岩名運動公園は上り始めからゴールまでがおよそ600mに及ぶ。
これは全国健勝マラソンの2倍の距離に当たる。
下見の理由は、どの程度の坂なのかを見るためである。
時として下見は恐怖心を植え付けることになる。
ゆえにマラソンの全行程を下見することは禁忌となっている。
ただし、今回はあまり難しくは考えていなかった。
坂と言ってもわずか600m。
たいしたことにはならないだろう・・・
坂の両脇に立てられた看板。
路面との角度差がこの坂の傾斜度である。
競技場は雨の中、数人が準備中。
佐倉では競技場に入ってからのトラック周回はない。
競技場にはいるとまっすぐ奥にゴールが見える。
下の写真の構図がラストスパートの直線になる。
競技場を出てすぐの場所にみつけた自販機。
レース後の楽しみである「ジョージアコクの微糖」をチェック。
確かに選択肢の中に並んでいる。
明日のレース後、これが買えるだろうか。
売り切れていないことを祈った。
となりの野球場は更衣場所。
奥に見える白いテントが手荷物預かりテント。
競技場から受付会場に向かって、坂を下りていく。
振り返って見上げると、道が曲がっていて先が見通せない。
ちょっと長いな
ふと声が漏れた
麓には「あと500m」の看板
「500m上るけれど、比較的なだらかでありさほどきつそうではない」
視察した時のメモにはこう書いている。
もちろん、どんな感想であれレース前日に悲観的なコメントを書くことはなかっただろう。
30分ちょうどでやってきた先ほどのタクシーに乗り、再び京成佐倉駅へ戻る。
ところどころ徐行してもらいながら高低差を見定めた。
佐倉駅までの区間も細かいアップダウンがある。1km毎のラップにとらわれず、生理的イーブンのペースを守ることが大切だ。
向かって右が京成佐倉駅方面
2年越しの佐倉にサクラ咲く?目次
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