マラソンスタート前ルーチン 「直前」コンビニ袋
事前の案内によると、手荷物預かりは「先着4,000個」と謳われていた。
その場に放置するのは不安だし、かといって持って走るわけにもいかない。
締切にならないうちに、荷物を預けなければならない。
早め、早めの行動が肝心だ。
芝生がある外野グラウンドに設営された荷物預かり所に近寄ると、その手前に料金所があった。
そこで手数料を支払って荷札を受け取る。
その荷札番号の手荷物預かり所に荷物を預けるというしくみ。
グラウンドに着いた時に先に荷札を買っておけば、気ぜわしくなくて済んだ。
マラソンの定員は5,000人。その他の競技と合わせるとおよそ10,000人のランナーに対して4,000個ということは6,000人が預けられないことになる。
恐らく、地元参加比率が高い大会ゆえ、付き添いの人が預かってくれて、毎年4,000個以内に収まっているということなのだろう。
マラソン直前のルーチンでは、荷物を預けた後はトイレに並ぶ。
「直前」とマジックで書いたコンビニ袋を片手に握っていて、そこには直前摂取のジェルやトイレに紙が無かった場合に備えたポケットティッシュが入っている。
これは2年前の長野マラソンで、トイレに並ぶ時に不便だったことから編み出した。
「近隣の小学校のトイレが空いています」
というアナウンスが聞こえていたが、目の前のトイレもさほど混んでいない。
およそ5分ほど並んだだけで順番が来た。
しかし、トイレを出てくると、行列は3倍ほどの長さになっていた。
恐らく最後尾のランナーは15分待ちになっただろう。
荷物が「先着4,000個」といわれたお陰で、時間を節約することができた。
それにしても、ウェストポーチあたりから漂う香りが甘い。
年頃の女の子でも、ここまで甘いにおいは振りまかないだろう。
蜂が寄ってきて困った。
結局この香りはしつこく残り、走り終わってからも、手から甘い香りがした。
陸上競技場に入る。
マンホールから無数のミミズが出てきて絶命している。
自然災害の予兆ではないかと、少し怖くなる。
トラック内側にゴミ箱が出ていたが、撤収され始めたため、慌ててベスパとジェルを摂って「直前」袋を捨てる。
時計モードにしたGPSが9:00になったのを確認して、ウォークマンの「佐倉2012」セットリストをスタート。HOLDモードにして甘い香りのポーチにしまう。
1曲めは「青空」 salyu
スタートの9:30までは、ゆったり・ほのぼのした曲がつづく。
これですべてのスタート直前ルーチンが終わった。
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