欠かせないグリップ給水ボトル
10km~11km
このあたりになると、事前に頭に入れておいたコース図と現実が合わなくなった。
コース幅は決して広くはないが、総勢5,000人弱のレースなので、追い抜きはさほど難しくない。
60代と思われるおじさんを右側から抜こうとした時だ。
「かーっ」おじさんが痰を吐く体勢にはいった。びびって大きくよけたら、それに気づいたおじさんは思いとどまった。
道路に痰を吐かないというのは日本人共通のマナーであり、それは日常生活でも、マラソンレースでも変わらない。マラソン中のランナーやスポーツ選手に痰を吐く権利があるわけではない。
11km~12km
左右に田園風景が広がる、クルマ1台が通る程度のアスファルト道。ここが写真撮影ポイント。だが走っていて撮られているとは気づかなかった。オールスポーツの写真を見ると、道路の右端を走っている。涼しい顔だ。
スペシャルドリンクが入ったグリップ給水ボトルを持って走っているので、2度めのエイドもスルー。今回、すべてのエイドにポカリスェットがあった。
これはいい。とても珍しいことだ。少なくともこれまでに走った6つのレースではこういうことはなかった。
大半のレースはスポーツドリンクがない、水だけエイドが点在する。なかには速いタイムの選手がスポーツドリンクを飲んでしまって、遅い選手はすべてのエイドが水だけと言うこともあった。
12km~13km
今年の記念品Tシャツ(紫色)を着て走っているランナーが多い。
中止になった前回大会のTシャツ(黄緑)を着ているランナーも1人だけ見かけた。
川崎ハーフマラソンのTシャツ(紺・水色のツートーン)も1人いた。
自分は前回に引き続き、フルミネンセ、デコのユニフォーム上下。これまでは、デコが移籍する度にユニフォームを変えてきた。果たして買い換える日は来るだろうか。
13km~14km
前方に立体交差が見えてきた。その上で、先行するランナーたちが、,右に向かい下っていくのが見える。
15km過ぎの急な上りをクリアすれば、そこから先はいただける!
とにかく今は先のことは考えない 目の前のことに集中する
立体交差のトンネルを抜けたところで二人の応援者とハイタッチ。結局、この日ハイタッチはここだけ。4年前、東京マラソンでは700人とハイタッチをしたが、翌年からグリップ給水ボトルを持つようになり、ハイタッチが難しくなった。
14km~15km
上り坂が始まる前に、15kmで摂る予定のサプリ「アミノピュア」を摂ることにする。
ポーチからアミノピュアの小袋を取り出したが、なかなか封がきれないのには参った。
アミノピュアはとても粉っぽいのだが、常時スペシャルドリンクを手に持っているので、流し込むのには困らない。
次回のレースでも両手にグリップ給水ボトルは欠かせない。
15km~16km
15km過ぎると、冗談のような上り坂が始まる。距離は短いが斜度だけでいえば、日本のマラソン大会中、最大級ではないか。それでも、無理せずに脚を使わずに上ればどうってことはない。
きつい上りがあった分、30秒ほどラップが悪くなった。
このあたりは、アスファルトが劣化しており、ひび割れていて走りづらい。
ここまでの淡々とした走りは予定通り。だが、あまりに淡々とし過ぎていて、わずかながら計画を下回っている。
| 固定リンク | 0
「しらべるが走る!」カテゴリの記事
- 我が心の引退レース(2022.03.09)
- 長崎平和マラソン エントリー方法発表!(2020.02.12)
- 大迫傑曰く「タイムは気にする必要はない」(2020.01.21)
- マラソンの最後の1kmは、それまでの41kmとは絶対に距離が違うと思う(2020.01.20)
- 地道に走り、最下位を脱出(2020.01.18)