必死の形相で、追い込みスイッチを入れる
32km~33km
印旛沼沿いは寒い。
そして、単調だ。
水辺を走るので、楽しみにしていた区間だが、実際にはもっとも退屈で辛い区間だった。
淡々と耐えて走るだけなので、思い出せることは、音楽の感想だけ。
家入レオ「サブリナ」
曲調がこの荒涼とした風景とぴったり合ってしまい、余計に気持ちが沈んでしまった。
33km~34km
AKB「ヘビーローテーション」
今回4曲入れてきたAKBの中では、これが一番。
ウェストポーチからボトルを出してショッツ・エナジージェルをとる。
ポーチの中も、ボトルの外側もかなりべたついている。
ショッツは来年以降のレースでも欠かせないが、ボトルに入れるのはやめて、袋のまま入れることにしよう。
34km~35km
34.2km 第3関門
1度左折した後右折して東向きに走る。
同じくらいのスピードで走るペースメーカーを次々にみつけ、ついていく。
だが、その誰もがエイドで立ち止まり、いなくなってしまう。
35km~36km
35kmからの東行きは風を感じない。
無風の場合でも、体が前に進んでいるので、少しは風を感じる。
風を感じないということは追い風ということである。
頭に入っているコース図によると、この先で折り返しがあり、そこからは西向きに走る。
つまり、追い風の恩恵を受けたのと同じだけ、逆風に見舞われると言うことだ。
この追い風をきっちりともらって、今のうちに急ごう。
36km~37km
このあたりは必死。
序盤は淡々と走ることに努めてきたが、もうここでは、形相を変えて走る。
自分がどんな顔をして走っているかを想像する。
かなり、変な顔になっているはずだが、傍目をかまっていられない。
オールスポーツの写真ポイントがやってきた。
いつものように、ピンショットの位置取りをする余裕がない。
うまく撮ってくれたかな?
今回買ったのはここで撮ってもらった一枚。肩に力が入っている。
肩の力は自然と入るもの。
ただし「肩の力をぬくんだ」と意識していれば、それだけで抜ける。
それを、すっかり忘れていた。
調光グラスが暗くなり、目の表情が見えない。
サングラスをかけて走ることのデメリットはここだ。
写真映りだけならば、カメラの前でサングラスを外せばよい。
困るのは、沿道の応援者から目が見えないこと。
どこか、心が通わないような気がする。
しばらく必死の形相で走ってきたが、笑って走ることにする。
こっちがいいかな
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