情報起業と企業のサラリーマン
今から8年前、力を入れて研究していたことばの1つに「情報起業」があった。
2007年までは地道に続けていたが、今はもう研究していない。
当時、関連書籍をいくつか購読しては、自分にもできることを試していた。
以下はその時に研究した本のうち主なものである。
■ 「会社を辞めずに億万長者!」
牧野真 オーエス出版社 2004年2月 1,470円
情報起業家(インフォプレナー)という言葉をつくった牧野真の第1作。
情報がカネになるという価値観の変動がイメージできる。
何か1つ読み返すならば、この本になる。
■ 「メルマガ起業1年目の成功術」
平野友朗 KKベストブック 2004年3月 1,365円
メルマガという手段がど素人にも身近な起業手段であることが書かれている。
だが「書けない人」はやっぱり書けないのではないかという読後感があった。
しらべるはメルマガをやったことはないが、メルマガの有効性はよくわかる。
メルマガは個人の私書箱に直接届く媒体。
ウェブページやSNSのように、出かけて行かなければ接することはない情報と比べて、格段に訴求力がある。
そのため、一度モノを買ったが最後、手を替え品を替えアドレスを替えてメルマガを送ってくる業者が後を絶たない。
■ 「免許皆伝googleアドワーズ道場」
小山陽子 インプレス 2004年1月 1,575円
当時はまだamazonが「1,500円以上は送料無料」と言っていた頃であり、1,500円をわずかに超えた価格設定の本をみると、それだけで嬉しくなった。
事業として販売する物やサービスがあり、インターネットで販売している人、これからしたい人は読む価値がある。
おこずかい稼ぎの人には「アドワーズ広告」という言葉の勉強にはなる。
情報起業の本には、サラリーマンが内職でおこなうことを想定したタイトルが散見される。
大半の企業はアルバイトを原則的に禁止しており、サラリーマンは時間外にお小遣いを稼ぐことはできない。
不況が長期化しそうな現代においては、給料が上がらない企業では、従業員から「アルバイトを認めて欲しい」という声が上っている。
情報起業の"起業"には、本来の独立起業にくわえて、企業サラリーマンの内職という意味合いがにじむ。
5年ぶりにamazonで「情報起業」を検索してみたところ、260点がヒットした。
今でもまだ、情報起業は廃れていない。
ダマされたと思って読んでみるか。
そう思えるタイトルが目白押しである。
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