2009年総選挙を振り返る
2009年
第45回 総選挙
2009年8月30日に行われた 政権交代をテーマとした 第45回総選挙。
夏場の解散総選挙は、前回に続き史上3度めとなった。
7月13日
与党自民党が、7月21日解散、8月30日総選挙の方針を決めた。
7月21日
衆議院解散
8月13日
選挙公示
8月30日 (日)
投開票
■立候補者数
小選挙区(定数300) 1139人
比例選(定数180) 235人
■投票率:小選挙区69.28% 比例代表 69.27%
■与党獲得議席:民主党308(115) *自民119(300)
( )内数字は改選前
20時の投票終了と同時に、テレビ各社は予測数値を放送。
ほとんどの放送局が民主党300議席以上、自民党100以下と予測した。
2005年は、テレビ全局が対立候補、対立政党の議員を2つの窓で対峙させる絵作りだったが、今回その手法はとられなかった。
前回選挙後は、敗軍の将が聞くに堪えない暴言を生放送で垂れ流したが、今回、敗軍の自民公明は節度のある発言に終始して、放送局を安堵させた。
前回選挙では自民公明が327。
今回は民主党が308。
2回つづけての地滑り的大勝。
小選挙区制の特徴が極端に出る選挙が2度つづいた。
これは、日本には「支持政党がない」という無党派層が多いためだ。
支持政党を堅持する人が多ければ、選挙結果が極端にあっちこっちに行くことはない。
「ぶれる」ことは巨悪のように言われるが、選挙民は毎回ぶれまくっている。
つづいては 「政権交代」圧倒的支持にぶれた選挙民によって生まれた与党政権について、振り返ろう。
つづく
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