山口県を往くこだま745号
17:15
新山口着
バラストがない左カーブの構内。
2年前、ホームから見送る通過線のN700は、車体を傾けながら暴力的なスピードで駆け抜けていった。
700系が追い抜いていく。
かなり速い。停車線で待っているこちらの車体が風の衝撃を受ける。
停車時間は4分。
コンコースの売店まで降りるには短い。
ホームに御堀堂の「外郎」、豆子郎の「豆子郎」が売っていれば、ホームに降りて買いたい。
だが山陽新幹線では、ホームに売店がある駅は、岡山、広島、小倉などの"乗り継ぎ駅"に限られている。
17:19
新山口を出ると、新関門トンネルまでは長いトンネルはなく、のどかな風景で和むことができる。
円形に近いため、窓際席は狭く感じる500系だが、いざ座ってしまえば居心地がよい。
このまま小倉での乗換をパスして博多まで乗っていきたい誘惑に駆られたが、ずいぶん小倉で降りていないので、ここは思いなおす。
17:33
厚狭 着
この地名はすぐそばで育った者にとっても馴染みがない。
この地名を読める人は少ないのではないか。
よみの「あさ」 あにアクセントを置くと朝。
こちらは、さにアクセントを置いて読む。
いま、ここまでの駅名を声を出して読んでみたが、あ段で終わる地名は語尾上げになっている。
「さくら号通過待ちの約5分停まります」
標準的な相対式2面2線。
停車線と通過線のあいだに壁があるのは、この駅だけ。
向かいのホームが遠い。
通過するN700S さくら号 8両編成と短いので通過するのはあっという間。
シャッターは1度しか切れなかった。
新幹線といえば16両の"長さ"に慣れているので、編成が短いさくらやドクターイエローを沿線で見ていると、つちのこが走り去ったかのように速い。
いつも「みじかっ」とつっこんでいる。 写真下の部分は手前側の壁
17:38
厚狭発
次は、地元では「しんしも」と呼ばれる本州最後の駅「新下関」
そろそろ、旅の終わりが見えてきた。
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