久しぶりに降りる明るい小倉の駅
17:47
新下関着
新山口同様、ここもバラストがない。駅ホームは直線。
「のぞみ号通過待ちのため約5分停まります」
上りホームではレールスターが追い抜き待ち。
そこをN700が追い抜いていく。
だが、こちらを追い抜いてくれるのぞみ号がまだ来ない。
「発車時刻を過ぎましたが、のぞみ号が4分遅れています」
上りホームはさらにもう1本、N700が追い抜いていく。
待ちくたびれたように、のそりと上りのレールスターが動き出す。
そこへ、ようやく下りの速達列車N700がやってきた。
品川から全駅に停まる旅をしてきて、これが25本めの追い抜き列車。
そしてこれが、この旅で最後の追い抜きラストとなった。
それぞれの駅では追い抜きなし、1本抜き、2本抜き。
3本抜きはなかった。
17:56
新下関発
この駅を出るとすぐに新関門トンネルにはいる。
在来線下関駅は関門海峡のすぐそばにある。
次の駅は関門海峡を越えてすぐの門司。
関門鉄道トンネル(在来線)は、ほぼ海底だけを走るトンネル。
一方、新関門トンネルは下関の地底を走り、海底を過ぎるとかなりの距離門司~小倉の地底を走る。
関門鉄道トンネル3.6kmに対して、新関門トンネルは18.7km。
トンネルを抜けるとそこはもう小倉駅のすぐそば。
右手車窓で一瞬だけ海が見える。
東海道・山陽新幹線はここまで右手が「山側」だったが、新関門トンネルを境に「海側」となる。
小倉着は定刻17:59から遅れて18:05。
ホームに降りて、後続の「さくら」に乗り換える。
終点の博多は、この次の駅であり、こんなことをする客は他にはいない。
小倉には随分久しぶりに降りる。
かつてよく営業の足でつかった。
博多駅周辺から小倉駅周辺には、クルマで行くと高速を使っても1時間少々かかる。
それが新幹線ならば20分。
運転で神経をすり減らすことなく、ワゴンでコーヒーを買ってしばしの旅気分も味わえた。
こんなに明るい駅だったろうか。
昔は駅全体がなにかに覆われていたように暗く感じた。
しらべてみても、ここ数年で改装されたという記録は出てこないので、思い過ごしだろう。
18:23
小倉発
さくら565号鹿児島行き
編成番号R6なので、JR九州保有のN700R。
自由席の1号車に並び車内へ。
すでにデッキで立っている人がいたが、3人掛けのまんなかB席に座れた。
ひと駅で降りるから、座れるだけ御の字である。
乗車率は110%。通路に立っている人が多い。
僕が座り終えると、廊下側C席のビジネスマンが再びテーブルを出してノートパソコンを開く。
この次降りる時にはまた畳んでもらわなければならない。
申し訳ない。
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