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2012年12月 4日 (火)

2012年11月 アートスポーツ前

アートスポーツ前で待ち合わせて、2013僕らの春マラソンは始まった。
去年佐倉を走り終えた時、帰りの電車で思ったんだ。
「あぁ、仲間と走るのもいいな」
その日の朝、前泊していたホテルのフロント。
チェックアウトしていくランナー2人組を、玄関先で仲間のワゴン車が待っていた。
レース会場までの移動だけならば、タクシーを使えばいい。
あぁいうサポートしてくれる仲間がいることが羨ましかった。

「motoさん、荒川にエントリーしちゃいました」

新人ではないが、友達のマリちゃんからメールがきた。
親友のケイコちゃんと一緒にエントリーしたのだという。

荒川というのは旧名称「荒川市民マラソン」今は「板橋Cityマラソン」
もちろんマラソン(42.195km)

友達と話していて"マラソン"という言葉を使うと、10km程度のレースを思い浮かべる人が多い。
しばらく話していて「え゛もしかしてフル?」という具合だ。

日本では幼少から学校行事としてマラソン大会があり、運動場から公道に出て走れば、それはもうすべて「マラソン」なのである。

マラソンの定義は公道を"42.195km走る競技"なのだが、距離だけが頭から抜け落ちるわけだ。
僕はフルという言葉を使わない。
マラソン講座でもそうだ。
しらべるは言葉にこだわるウェブサイトだからだ。

さてエントリーしたマリちゃん。
これまでもレースには何度か出ている。でも最長は10km。
彼女はいつも言う
「フルは無理~」


「初レースはマラソン(42.195km)のほうがいい」
というのが持論なので、ちょっと違うのになと思うけれど黙っていた。
僕が説得して、彼女を走らせる理由はどこにもない。

そのマリちゃんがいよいよマラソンに出るという。
親友のケイコちゃんも一緒だ。
かつて初マラソンを「荒川市民マラソン」で走った。
だから、この選択はよいと思う。

板橋Cityマラソン(荒川市民マラソン)が初マラソンに好適である理由を挙げよう。

・制限時間7時間
・ほとんど高低差のない、フラットなコース。
・2万人弱の参加人数で、気持ちが盛り上がる。
・終盤のエイドに「シャーベット」というマイルストーンがある。
・ロスタイムや渋滞があり、タイム狙いランナーには不向きだが "とりあえず完走"をめざす素人には、それでもよい。
・折り返し後、復路が強い向かい風になることがある。それも素人にとってはネタになる。


ちょっと逆説的な点もあり、ダメじゃんと思った人もいるだろうが、試練はあった方が思い出になるし、自慢話も膨らむ。
それに荒川の試練なんて、本当に厳しいコースと比べれば"プチ試練"に過ぎない。
板橋Cityマラソンは、素人向きのレースなのだ。

逆風再び とくしまマラソンを走る!目次

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