山中伸弥教授の著書を高校生大学生に読んで欲しい
2012年しらべるが選ぶ5大ニュース
その2
山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞受賞
山中伸弥教授は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を創り出した科学者。
1962年9月4日、大阪府生まれ
著作「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」では、大阪弁を使った軽妙な語りがわかりやすい。
1987年
3月、神戸大学医学部卒業
髪型と切れ上がった眼差しが表すように体育会の人である。
神戸のラグビー部は多くの偉人を輩出している。
卒業後、一度は医者の道に進んだが挫折。
研究の道にルートを変えた。
2007年
ヒトiPS細胞の作製に成功したことを発表。
2010年
4月、京都大学iPS細胞研究所長就任
2012年3月11日
第1回京都マラソン出場。
完走して1,000万円の寄付金を集めた。
2012年10月8日
ノーベル医学・生理学賞受賞
英国ジョン・ガードン博士との共同受賞。
外国の研究者と比較すれば、決して潤沢な支援を受けていたわけではないが、ノーベル賞受賞時にはオールジャパンの支援に謝辞を繰り返した。
受賞を機に官民を挙げてのチーム山中支援態勢ができあがり、それを支持する世論が日本国内でできあがった。
2012年10月10日
「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」発売
内容は、幼少の頃からノーベル賞受賞前までの年表。
聞き語りだが、一人称で書かれており著書と呼べる。
この本を読めば、人類の歴史を塗り替える偉業が、偶然の連続で成り立っていることがわかる。
努力した者にだけ訪れる偶然。
初めから諦めている人には訪れない偶然。
現在の高校生、大学生に購読を勧めたい。
*同書はKindle版も発売されている。
2012年12月8日
ノーベル賞受賞記念講演で、次のように述べた。
「iPS細胞は、創薬や再生医療の可能性を持つ。残りの人生をかけて、私はiPS細胞を使って病気に苦しむ患者さんを助けたい」
世の中で一番長生きして欲しいのは実の親だが、その次に長生きして欲しい"人財"である。
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