三村仁司さんの作った靴で走るのはランナーの夢だった
あの靴が出た歴史的な日から、今日で1年になる。
佐倉朝日健康マラソンを走り終えた頃、ランニングショップの店頭で見つけた靴があった。
即決した。
来年はあの靴で走ろう。
そんな生やさしい心の動きではない。
そんなものが出ていた(市販されていた)のか?
という驚愕だ。
アディゼロ タクミ【 戦 】
アディダスのマラソンレース用シューズ。
日本人を速くしたいと願う三村仁司が手がけた高機能モデル。
アディゼロ タクミ【 練 】
アディダスのマラソン練習用シューズ。
1足の重量
【 戦 】172g(27.5cm) 170g(27cm)
【 練 】210g(27.5cm) 195g(27cm)
三村仁司がかつて手がけたアシックスのソーティジャパンテンカLVは117g。
それに比べると戦は55g重いが、走っていて重いと感じることはない。
三村仁司はかつてはasicsの社員。
2000年、シドニー五輪で金メダルをとったQちゃん
2004年、アテネ五輪で金メダルの野口みずき
それらの靴を手がけてきた靴の匠。
2000年
三村仁司が作った靴で高橋尚子が金メダル。
三村は高橋に内緒で、両足の長さが8mm違う靴を作り本番で履かせていた。
2004年
三村仁司が作った靴で野口みずきが金メダル。
野口はゴール後、感謝の意をこめて靴にキスをして見せた。
2009年
アシックスを定年退職。岐阜市にミムラボを設立。
2010年
アディダスとアドバイザー契約を結び、靴の開発に取り組む。
2012年1月30日
初めての市販モデルアディゼロ タクミ 戦アディゼロ タクミ 練発売。
三村仁司さんの作った靴で走るのは夢のまた夢。
もしも「三村仁司さんに靴を作ってもらう権利」が当たるマラソンレースがあれば、日本中どこにでも駆けつけようと考えていた。
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