職場で仕事が速いと思わせる方法
あなたは"仕事が速い"としよう。
すると人はあなたのことを
「あの人は仕事が速い」
と言ってくれる。
でも、言われないこともある。
いや、言われないことの方が多い。
なぜならば、多くの人が他人を認めようと心がけて生きてはいないからだ。
仕事が速くても「仕事が速い」と言われない世の中だが、仕事が速くなくても「仕事が速い」と思わせる方法はある。
結論から書こう。
頼まれた仕事にすぐ取りかかるということだ。
自分が頼んだことをすぐやってくれると、
人は「この人は仕事が速い」と錯覚する。
実際のイメージはこうだ。
あなたは今「発注書の処理」をしている。
それは全部で100件あり、100人の依頼者がその処理を待っている。
そこに上司のスズキ部長があなたの横にすっくと立ってこう言った。
「サトウ君、来期の予算原案を作ってくれないか?」
そこで「いつまでですか?」と質問を返してはいけない。
人は質問を返されると、不愉快になるからだ。
返事は「わかりました!でき上がったらメールでお送りします」
ここであえて、納期を言わない。
頼んだほうは、いつまでにやってくれるのだろう?と少し不安になる。それでよい。
そこからあなたは、100件の発注書を脇において、スズキ部長からの依頼に着手する。
巧遅は拙速にしかず
巧くつくっても遅くてはいけない。
少々、出来は拙くても速さが勝負。
小一時間も経たぬうち、あなたは予算原案をスズキ部長にメールで送る。
スズキ部長がメールを開封する
「はやっ」
そう言わせれば成功だ。
これは、小手先のテクニックではない。
実際に、速くやって驚かせようと思いながら仕事に取り組めば、脳がギアチェンジして力を発揮する。
それを繰り返しているうちに、本当に速くなる。
速くするためには、エクセルの環境整備、辞書登録、IT知識の習得、関連情報を日頃から整理すると言った、日頃からの準備が必要になる。
それによって、何をやっても速くなるのだ。
もしも、順番にこだわり、スズキ部長に頼まれた「予算原案」を「100件の発注書」の後に回したとしよう。
すると「予算原案」に取りかかる頃には、もう脳が忘れている。
頼まれた時、イメージした仕事の筋道が新鮮な時。
それが、最も"仕事が速い"時だからだ。
つづく
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