憩いの場で雑音を立てる人たち
お昼休み、お弁当を食べている人たち。
業務時間中、そこは打合せに使われているスペースだが、お昼の休憩時間に限り、持参したお昼御飯をそこで食べてよいことになっている。
自宅から弁当を持ってくるおばさん。
コンビニでおにぎりを買ってくるおじさん。
カップ麺をすする若者・・・
ずずず
ずずず
ずずず
ひと呼吸おいて
ずずず
ずずず
ずずず
三三七拍子かっ!
麺類は勢いよくかき込まないと美味しくないと思っているのだろう。
粋なつもりなのだろう。
でも、それは日本そばの話だ。
ずるずるずる・・
と蚊の啼くような音で食べたら貧乏くさいので、堂々としているのだろう。
麺類で音を立てるのは当然ですよと、開き直っている。
でも、それはカップ麺だ。
誰がどうみても、粋ではない。
さっきから、おにぎりを食べているおじさん。
にちゃ
にちゃ
にちゃ
新聞に目を落として、また
にちゃ
にちゃ
にちゃ
口を開けて食べるな!
唾液が上あごと舌のあいだで糸を引いて
この音は発生している。
口を閉じていれば、外には漏れない。
以前、弁当を食べているおばさんも、同じく
にちゃにちゃをやっていた。
2人に共通するのは、60歳を過ぎていることだ。
歳を取ったから、もう品格は要らないと思っているのではないだろう。
にちゃおじさんとにちゃおばさんは、60年間ずっと口を開けて食べてきたのだ。
蓄膿症だったら、仕方がないとも思うが、2人が鼻が悪いという話は、当人から聞いたことがない。
だいたい、いつもは口を閉じて仕事をしている。
ものを食べる時は、酸素を多く取り込んだほうが美味しいと思っているのではない。
「ものを食べる時は口を閉じなさい!」
正確に言うと
「ものを噛むときは口を閉じなさい」
と、そのご両親が注意しなかったのだ。
結婚してからも連れ合いの方が、指摘しなかったのだ。
ずずず
にちゃにちゃ
街のノイズは脳を刺激してくれるが、憩いの場の雑音はいただけない。
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