カメラチェックがなくても撮影がダメなのはわかっているだろ?
2012/2/24
佐野元春 & COYOTE BAND 2012-2013 WINTER TOUR
ファイナル 東京国際フォーラム
開場は少し遅れた。
「機材にトラブルがあり開場が遅れたことをお詫びします」
何度か、場内にアナウンスが流れた。
最新の電子機器や無線装置で構築されるライブコンサート。
制作の皆さんは日々、緊張の連続だろう。
開場と同時に場内へ
後ろの人から足を踏まれる
これから3時間の長旅になるローカル線の自由席じゃないんだ
予め席は決まっている
前の人にぴたりと詰める必要など、どこにもない
そんなに急いで何処へ行くのだ
半券を切ってもらいパンフレットをもらう。
おや、なんだか入場がシンプルだぞ。
そうだ、カメラチェックがない。
チケットと座席を見比べながら通路を進んでいくと友だちが先に着いていた。
緞帳はあがっていて、ステージセットが見えている。
そのステージを目がけてスマホをかざす人・人
あれっていいんだっけ?
「ダメじゃないですか?」と友だち
そういえばカメラチェックがなかったよね。
「スマホが普及した今となっては、チェックすることの意味が失われたんでしょうね」
「携帯電話は機材に影響を与えることがあります、電源をお切りください」
そうだった。
機内モードではなく、言われたとおり電源をオフ。
スマホ撮影はあちこちで続いているが、公演が始まれば、誰もがしまい込むだろう。
その観測は違っていた。
ステージで歌う元春に向かって、スマホがかざされている。
プレビュー画面が明るいので、遠くからみてもカメラで撮っていることがわかる。
肩車が登場した「some day」の曲間
13列真ん中あたりで、iPhoneをかざした男性が撮影をしていた
他アーティストの公演では、ファンが注意したり係員を呼びに行って退出させることもあると聞く。
ここでは、誰も見て見ぬ振り。
幸せな気持ちはかき消された
ここに嫌なヤツは1人もいない、そうだろ?
かつて元春の言葉にその通りだ!とステージに叫び返したものだ
ライブが終わり、仲間との後オフ会場へと心をはやらせる。
そこでも、ステージを撮影する無数のスマホ。
「撮影はご遠慮ください」
ようやく現れた係員の声は、言われても撮りやめない人々に向けて繰り返された。
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