スーパーフィートを使って7年
SUPER feetはマラソンのレース用シューズに入れるインソール。
わかりやすく言えば靴の中敷きだ。
中敷きというと、水虫対策だと思っている人が多いが、マラソンでは故障対策。
人の体は誰でも、左右非対称にできている。
左右がぴたりと対称の人はいない。
足のカタチも左右で違うのである。
違いを見る方法は簡単。
土踏まずが床からどれだけ高い位置にあるかをみればよい。
土踏まずが高い位置にあればアスリートの足。
低い位置にあり、いわゆる扁平足のほうは並の足。
ランナーはアスリートの足と並の足を交互に前に運んで42kmを走りきるわけだ。
SUPER feetは、既製品をそのまま入れることもできるが、この製品の真価を引き出すのはカスタムインソール。
設備のあるランニングショップで、自分の足型に合わせたインソールを作ることができる。
所要時間は30分程度。
SUPER feetはふにゃりとしたものではなく、しっかりと固い。
現在使っているものは7年前につくったが、型崩れしていない。
靴を買い換えた場合、新しい靴に入れ替えて使うこともできる。
その際、大きくすることはできないが、エッジを削れば、ラスト(足型)が厳密に合わなくても入れられる。
微調整はSUPER feetを買った店に行けば、無料でやってくれるはずだ。
慣らし期間が一か月は必要なので、今日買って明日のレースに履けるというものではない。
今ならば、板橋Cityマラソン、佐倉朝日健康マラソンのランナーがぎりぎり間に合うかというところだ。
SUPER feetはどの靴にも入るわけではない。
asicsニューヨークシリーズのような初心者向けシューズは、インソールが自由に取り出せるので問題ない。
一方、レーシングシューズは、インソールがアウトソールに接着されている。べりべりと剥がせるものであれば入れられるが、ソーティジャパンやアディゼロ タクミ 戦は剥がせなかった。
初心者向けシューズは元々、かなり重く作られておりSUPER feetが入っても問題ない。
レーシングシューズは200gを切る軽さであり、そこに重量のあるSUPER feetが入ることでバランスが崩れる。
従って、SUPER feetは初心者向けの装身具と言える。
レーシングシューズで走るようになってからは、SUPER feetはレースでは使っていない。
使わなかったら故障したかというと、そういうことはない。
今は普段履きのナイキフリーに入れている。
経年劣化なのか、歩く度にきゅっきゅっという音がする。
まるで、赤ちゃんが歩いているみたいで恥ずかしい。
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