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2013年2月12日 (火)

すき家 レジ横コーヒー その価格に秘められたストーリー

すき家は意欲的なメニュー作りの牛丼チェーンだ。
早くから牛丼にくわえてカレーに取り組み、相がけを始めた。
丼メニューも多様。
メインの牛丼にはチーズ、ネギなどトッピングを加えることができる。
2012年はマヨネーズに取り組み始め「ねぎマヨ牛丼」「キムマヨ牛丼」など多品種を出した。
カロリーを気にせず「今日は肉を食べる日だ」と決めた日は、足を運びたくなる。

バラエティ丼カテゴリーでは「牛トロ丼」「豚かばやき丼」
定期的に食べたくなる美味さだ。

そのすき家で気にかかっていたのが、レジ横で販売しているドリップパックのコーヒーだ。
メニューにはホットコーヒーがあるが、店内でコーヒーを飲んでいる人はほとんどみかけない。
店内で飲んでみて美味しかったから、買って帰るよ。という流れは見えてこない。
それに、パッケージを見る限り「すき家コーヒー」とは書いていない。

1パック50円。
スーパーで売られている市販品の場合、1袋当たりは28円程度。
割高だ。
この値段に何かストーリーがあるのでは?
惹かれて3パックまとめ買い。

パックを開けた時、市販品ならば強い香りがする。
まずは香りを嗅いでくださいと丁寧に書いてある商品もあるくらいだ。
ところが、このコーヒーは臭いが控えめ。

いつもと同じ手順でコーヒーを淹れる。
一口めの感想は。
薄い
2杯めはお湯を少なめにする。
それでも印象は変わらない。


そこで、すき家のホームページでしらべると、このコーヒーについて説明があった。

「フェアトレードコーヒー 東ティモール」

概略をまとめると以下の通り。

・すき家の経営企業であるゼンショーが東ティモールの生産者組合からフェアトレードとして仕入れている。
・標高1,500mの清涼な森で完熟したコーヒーの実だけを手摘みし、端正に精製しているため、雑味がなく、奥行きのある透き通った味わい。

そうか。
雑味がないと言えばいいのか・・
冷めてから飲んだ時、後味の悪さがない。
夏が来れば、アイスコーヒーとして美味しいかも知れない。

フェアトレードとは、先進国がその強い立場を利用して有利な取引をするという視点から外れ、途上国に住む人々の技術革新を促し、よりよい生活を願うという商取引。

まだ見ぬ地のコーヒー農家の人を思いながら、その生産物を消費する。
食料を思うひととき。

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