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2013年2月18日 (月)

抽選にこだわる高知龍馬マラソン

今度の週末は第1回高知龍馬マラソン。

どこかで聞いた名前だ。
というのも、高知県には2011年秋より梼原町で開催されている「龍馬脱藩マラソン」がある。
昨今では近隣自治体でマラソンを新設することに反対する首長もいる。
季節は違うものの、同じく"龍馬"を冠するマラソンができることに、梼原町の皆さんは複雑な気持ちになっただろう。

高知県ではこの時期に「高知マラソン」が行われてきた。
それが2012年大会、66回をもって終了。
「高知マラソン」はゴールではなく、40kmの制限時間が3時間10分というエリートランナー向けの大会だった。
これに対して新マラソンは6時間制限。
ど素人!市民ランナーに解放するマラソンとして開催されることになった。

この大会は2つの特色がある。
1つは抽選にこだわったこと。
本来、抽選大会というのは数倍の競争率になるような[新規]の人気大会で行われる。

2007年、東京マラソン開始以降のマラソンブームよりも前から行われている人気大会は、抽選ではなく先着を守り続けている。
抽選は長年、走り続けている常連ランナーに門戸を閉ざすことになるからだ。
長野、つくばなどは受付開始から数時間で締切となるが抽選には移行しない。
マラソンブーム以降創設の湘南、とくしまも数時間で締切となるが、やはり抽選には移行していない。

「高知龍馬マラソン」は1か月間のエントリー期間いっぱいを使ってようやく5,000人を集めた。
それでも抽選を行ったのである。
それも事前に定員を公表しなかった。
抽選大会で定員を公表していないのは、この大会だけだ。

なぜ、そこまで抽選にこだわるのか。
エントリーしたランナーには違和感が残ったはずだ。

もう1つの特徴は、公式ウェブサイトがRUNNETと密接に作り込まれていること。
RUNNETの新たな大会囲い込み策と見られる。

コースは高知市街地をスタート。
高知市の観光名所~海辺を巡る周回コース。
目先が変わる点では申し分ない。

参加費:8,000円
スタート/ゴール:城西公園/春野陸上競技場
選手受付:前日、当日
スタート時刻:9:00

おとなりの徳島県は「とくしまマラソン」が屈指の人気大会となっている。
実際に走ったランナーがどう評価するだろうか。
今秋の第2回エントリー時に注目したい。

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