ぴんぽんぴんぽんの秘密 答えはあの人が知っていた。
ホームでは4人がカメラで駅を撮っている。
待合室には誰もいない。
雨だからと休んではいられない。
そう言ってセミがないている。
雨の筋が写っている
さっきから、ぴんぽんぴんぽんの秘密を質問している。
でも、なかなか答えが出ない。
駅長さんがしらべているところにブザーが鳴り、次の電車の到着を知らせる。
今まで駅舎で客対応をしていた駅長さん、今度はホームの駅員さんに早変わり。
たびら平戸口で電車はしばらく停車する。
降りてきた運転手さんに駅長がきいてくれた。
真摯な対応に目が丸くなる。
さすがに運転手さんが答えを知らないわけがない。
ぴんぽんぴんぽんは、これから入線するホームの信号機が赤の時、自動的に鳴り始めて、駅に着くと止まるということだった。
駅長さんにお礼を言い、運転手さんが乗り込んだ電車に後部から乗り込んだ。
雨が強い。
両側は緑の壁。
どの写真も窓に付いた水滴が映り込んでいて邪魔だ。
「中田平」
1988年にJRからMRとなった3年後の1991年に開業した比較的新しい駅。
子ども達が書いた壁画が飾られている。
この駅を出てすぐ。左手にほんの一瞬海がみえた。
東田平に着く直前でも、遠くに海が見える。
MR沿線に海の絶景を臨むポイントはない。
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