2012年 ハウステンボス20周年の夏に見たもの
2012年夏
毎年恒例のハウステンボス入国の日。
1992年3月に開園したハウステンボスは20周年を迎えている。
かつて係留気球ルフティがあった場所のそばには、去年来た時は着工したばかりだった白い観覧車「CLARTE」がそびえていた。
CLARTEは公募で選んだ愛称だが、オフィシャルスポンサーであるリコーのLEDライトの商品名にもなっている。
夜間は無数のLEDでライトアップされる。
1周11分で700円。
冷暖房完備なので、この暑い盛りでも快適に過ごせるのだが、定員4人のゴンドラを1人で使うのは悪いのでやめておいた。
スタッドハウスの花時計前にある、なにやら怪しげな建造物はプロジェクションマッピングの映写ブース。
この日のお目当てだ。
いつもならば、アトラクションが終わってしまう夕方には、スキポールでお土産を買っているところだが、今日は夜まで残って、これを見ようと思ってきた。
港町に出る。
いつもならば観光丸の指定席である桟橋には、サウザンド・サニー号。
アニメ「ワンピース」に登場する船をそのまま再現したそうだ。
ファンならばたまらないだろう。
だが、エンジン故障のため停泊したままだった。
この1年もハウステンボスは大きく変わった。
そして、賑わいが戻った。
戻ったを通り越して、さらに繁栄したと言えるのかも知れない。
どういうカタチであれ、千年の時を刻む街としての継続を願うファンとしては嬉しい限りだ。
日が高いうちは、アトラクションを回る。
お気に入りの蝋人形の館「出島欄館」は閉鎖されていた。
「ミステリアス・エッシャー」
「ホライズン・アドベンチャー」
今や、オールドファンが、あぁ帰ってきたなと思えるアトラクションはこの2つ限りとなった。
どうか、この2つだけは末永く続けてほしい。
日が傾くと、暑さ厳しい日本西端の町にも涼しい風が吹き始める。
ここからは、夕涼みハウステンボス。
開園前の構想にあった「夜の町」づくりは話題にも上っていないが、とりあえず寂れていた夕暮れの町の面影は去った。
ミュージアムスタッド、かつてはオルゴールファンタジア前。
エリア毎に独立採算となった町は、この町に来てと賑やかさを競う。
だが、この時まさか、この町の名前が変わることになるとは思っても見なかった。
後に東京駅でも行われたプロジェクションマッピング。
まだこの時は、ほとんどその名が知られていなかった。
これから、全国各地で採用されて人々を驚かせるだろう。
何よりも従業員の皆さんに明るさが戻ったことが嬉しい。
幸せな気持ちで町を後にする。
出国棟の土産店スキポール。
いつもより少し多めにお土産を買った。
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