新コースで行われる 加賀温泉郷マラソン2013
この大会は2011年の第36回までは「全国健勝マラソン日本海大会」という名称だった。
日本海に接している陸地はタテに長いので、この名称では石川県の大会であると言うことはわかりづらい。
そこで、2012年の第37回より「全国健勝マラソン加賀温泉郷マラソン」に改名。
今回からは「全国健勝マラソン」の呼称も外し「加賀温泉郷マラソン2013」とした。
第1回は1976年。
当初は近隣市民によるランニング大会。
2004年の第29回から「マラソンの部」「ハーフマラソンの部」が新設された。
一方、この大会は屈指の難コース。
高低差は45mと発表されているのだが、それは最高点と最低点の海抜差。
コースには無数のアップダウンがあり、その高低差を累計した累計高低差は、恐らく日本一だったのではないか。
1ウェイ折り返しコースのため、中間点までと全く同じ高低差をトレースする。
カラダが元気な前半はそれでもなんとかなるが、あの高低差をもう一度走るのかと考えただけで足が止まった。
参加者500人弱という小規模大会なので、とても走りやすいのだが、このコースではど素人の集客は望めない。
そこで、2013年大会より全面的にコースが変更された。
従来のコースは塩屋の海(北西方向)に向かう山岳コースだったが、新コースは加賀市陸上競技場を出て南東の方角へ向かい加賀温泉郷(片山津、山代、山中)をめぐる。
●制限時間:6時間
●定員:設けない
●参加費:6,000円
かつては5時間制限だったが、1時間伸びた。
参加費も50%ほど上がっている。
スタート・ゴールは加賀市陸上競技場。
ここの会場が変わっていないので、ゴール直前の上り坂は依然として残っている。
ゴール直前に上り坂がある「佐倉」と比べると、傾斜は同程度だが、距離は半分。
油断してはいけないが、なんとか走り切れる程度だ。
最寄駅のJR「加賀温泉」までは徒歩だと30分。
巨大な観音様を見ながら、歩くのも悪くない。
会場からは送迎バスが出る。
当地はランニングが盛んで、地元の皆さんの応援に熱意がこもっている。
そして、この大会の最大の特徴は、走り終えて表彰式が終わった後に感動が待っていること。
先を急いで、すぐにシャトルバスに乗ってはいけないのである。
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