三度目の正直 軍艦島
三度目の正直
上陸なるか、軍艦島。
一度めは軍艦島を目前にしながら、波高く桟橋に船が着けられず涙を呑んだ。
二度めは台風が来て、船が欠航した。
いよいよ三度め。
天気予報は晴れ。
だが油断はできない。
一度めの時も長崎港は晴れていたのだ。
一度めの上陸ツアーは「やまさ海運」だったが、その後「高島海上交通」が参入。
2010年進水の高速船ブラックダイヤモンドは、長崎港を出て33分で軍艦島に着く。
やまさ海運と比べて、所要時間は半分である。
軍艦島はその姿が軍艦に似ていることでついた通称。
本当の名前は「端島(はしま)」
かつては、日本じゅうで人口密度ナンバー1の炭坑集落だった。
1974年に炭坑が閉山して、無人島となっている。
2000年代に入り歴史的な廃墟を観光資源として活用するために整備され、上陸ツアーが2009年に始まった。
やまさ海運の船は長崎港フェリーターミナル発着だったが、高島海上交通の乗り場は、そこから少し離れた元船桟橋の発着。
すぐそばに有料駐車場があり、便利だ。
出港1時間前に着いて手続きを済ませる。
料金は船賃4,000円+長崎市端島見学施設利用券300円。
あたりに時間をつぶせる場所がないので、ターミナルまで歩いて行く。
3年前、軍艦島グッズは手ぬぐいしかなかったが、今回は多少アイテム数が増えていた。
その中からキーホルダーを選択。
これは、キーチェーンを外して飾ろう。
9:00出港
夏休みと言うこともあり、満席かと思いきや、最大乗船人員190人の船に乗っているのは 30人程度。
3ヶ月前に予約を入れたこちらとしては少々、拍子抜けだ。
もう、軍艦島ブームは去ったのだろうか。
さぁ、いよいよ軍艦島だ
と思ったら船は伊王島に着く
そこには、意外な事実があった
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