内ポケットにトランジスタラジオ 後編
トランジスタラジオを買いそびれてから1年半、
大手家電チェーン店で、手巻き発電のラジオをみつけた。
このチェーン店は、定番品ではない珍品やアウトレット商品をワゴンで売っている。
そのラジオは FMのみで1,780円
電池は内蔵できない。
早速、ぐるぐる回してみたが
ぴー
と言ったきり音が出なかった。
あのラジオを買った人たちは、わくわくした思いでぐるぐる回したはずだ。
もしかして回し足りないのかと、30分くらい回した人だっているかも知れない。
アウトレットを売る時は、1つくらい店員が買って、本当に動くかを試したほうがよいと思う。
さらにそれから3ヶ月後、ようやく本気を出す。
ラジコをスマホで聴くことができるようになったが、災害の備えとしてはできるだけ「電源」を分散しなければならない。
いざという時、なんでもスマホではすぐにバッテリーが終わってしまう。
もう回り道はしない。
子どもの頃、家にあったのはSONYのトランジスタラジオ。
というより、AV機器はすべてSONYだった。
ラジオと言えばSONYだ。
"SONY トランジスタラジオ"で検索
すると忌野清志郎+佐野元春 トランジスタラジオ
がヒットしてしまった。
元春がぐるぐる腕を回している。
清志郎とキーが合うはずがない元春は、爆発できずに苦戦している模様。
おっと5分、寄り道したが、今回は本気だ。
内ポケットにいつも入れておけるようなトランジスタラジオに憧れるが、今回の用途は災害時の情報収集だ。
・乾電池で動く
・電子的なものではなく目視できる選局方法
・持ち運びが容易な小型
・できればかっこいい
・安い
これらの条件に合うラジオはすぐに見つかった。
SONY ICF-51
・電源:単4×2
・選局:アナログチューナー
・サイズ:幅10×奥2.4×高6.6cm
・白/赤 シンプルなデザイン
・実勢価格:1,500円
イヤホンジャックもついているので、避難所で音を出さないよう配慮することもできる。
トランジスタラジオを求めて4年。
たどり着いたそれは必要かつ十分。
大満足な一品だった。
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