エクセルで、何もしていないのに突然、ATOKがMS-IMEに変わってしまった
エクセルのブックを編集している時のことだ。
ある日、突然、何もしていないのに、かな漢字変換システムがMS-IMEに変わってしまった。
「突然」「何もしていないのに」
パソコンで困り果てたユーザーが、電話で問合せする際の常套句だ。
しかし、九分九厘、それはユーザー側に原因がある。
国防軍のメインコンピューターの管理者でもない限り、その人をピンポイントで狙った攻撃が行われることはないし、今日も世界中では数え切れないほどのユーザーが、なんの支障もなく同じサービスを使っている。
Windowsアップデート、予期せず開いたダイアログでおこなったボタンのクリック・・・
ユーザーが行った何らかの操作、選択により、パソコンの設定が変わってしまったのである。
だが、ど素人ユーザーにとって、それは理解しがたい。
自分は「なにも悪いことをしていない」からだ。
2010年代にはいり、企業内でメールとインターネットのリテラシーは上がっている。
見知らぬ人から届くメールには、罠が仕掛けてあり、メールやWebページを開いてはいけない。
よからぬWebページを見ることにより、何らかの不具合につながることがある。
そういった認識が浸透した。
だからこそ、わざわざ「自分は何も悪いことをしていない」とユーザーは主張するのである。
誰もそんなことは、疑っていないのに。
それでも、気まぐれは起こる。
その気まぐれは、ど素人レベルだけでなく、玄人レベルのユーザーにとっても理解しづらいものに及ぶ。
エクセルのブックを編集している時のことだ。
気がつくと、タスクトレイに表示されているかな漢字変換システム(以下、IME)のアイコンがMS-IMEに変わっている。
こういうことは、Windowsパソコンを使い始めてから何度もあった。
確か「しらべる」に書き置きしてあるはずだ。
手順をコピー、秀丸(エディター)を立ち上げて、そこに貼り付ける。
所定の手順は、コントロールパネル>地域と言語のオプション>言語のタブ
ところが、既定の辞書はATOKと表示されている。
あぁ、いつものことだな。
コントロールパネルは「ずっと前からATOKさ。何も変わっていないよ」と言っている。
しかし、エクセル上で動いているのはMS-IME。
この程度のことはよくあることさと受け流す。
それが長年Windowsとつき合っている者の作法だ。
変更を加えていないので[適用]ボタンはグレーアウトしているから [OK]をクリック。
開いておいた秀丸のIMEはATOKに変わっていた。
秀丸を閉じる。
そこで、エクセルに文字を入力すると、依然としてMS-IMEだ。
ソフトによって、IMEが違うのは初めて見た。
パソコンを再起動しなければ、すべてのソフトに反映されないのか?
その前にエクセルを閉じて、再度立ち上げて見た。
直っている・・・
タスクトレイにも、おなじみのATOKを示す[あ]アイコンが復活。
ある日突然、何もしていないのに、設定が変わってしまうことはある。
ものごとの結果には必ず原因がある。
だが、原因がわからないことだって、よくあることだ。
直ればいいのだ。どうってことない。
| 固定リンク | 0
「パソコン」カテゴリの記事
- ATOKパスポートに33年育ててきたユーザー辞書が戻ってきた(2023.02.10)
- 4ヶ月でGoogle日本語入力からATOKに復帰する(2023.02.09)
- 30年使ったATOKと別れ、Google日本語入力をできるだけATOKのように使う(2023.01.26)
- 30年連れ添ったATOKとのお別れ(2023.01.25)
- うをくとタイプミス問題(2020.10.08)