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2013年5月11日 (土)

エクセルで、何もしていないのに突然、ATOKがMS-IMEに変わってしまった

エクセルのブックを編集している時のことだ。
ある日、突然、何もしていないのに、かな漢字変換システムがMS-IMEに変わってしまった。

「突然」「何もしていないのに」

パソコンで困り果てたユーザーが、電話で問合せする際の常套句だ。
しかし、九分九厘、それはユーザー側に原因がある。

国防軍のメインコンピューターの管理者でもない限り、その人をピンポイントで狙った攻撃が行われることはないし、今日も世界中では数え切れないほどのユーザーが、なんの支障もなく同じサービスを使っている。

Windowsアップデート、予期せず開いたダイアログでおこなったボタンのクリック・・・
ユーザーが行った何らかの操作、選択により、パソコンの設定が変わってしまったのである。
だが、ど素人ユーザーにとって、それは理解しがたい。
自分は「なにも悪いことをしていない」からだ。

2010年代にはいり、企業内でメールとインターネットのリテラシーは上がっている。
見知らぬ人から届くメールには、罠が仕掛けてあり、メールやWebページを開いてはいけない。
よからぬWebページを見ることにより、何らかの不具合につながることがある。
そういった認識が浸透した。

だからこそ、わざわざ「自分は何も悪いことをしていない」とユーザーは主張するのである。
誰もそんなことは、疑っていないのに。

それでも、気まぐれは起こる。
その気まぐれは、ど素人レベルだけでなく、玄人レベルのユーザーにとっても理解しづらいものに及ぶ。


エクセルのブックを編集している時のことだ。
気がつくと、タスクトレイに表示されているかな漢字変換システム(以下、IME)のアイコンがMS-IMEに変わっている。
こういうことは、Windowsパソコンを使い始めてから何度もあった。

確か「しらべる」に書き置きしてあるはずだ。
手順をコピー、秀丸(エディター)を立ち上げて、そこに貼り付ける。

所定の手順は、コントロールパネル>地域と言語のオプション>言語のタブ
ところが、既定の辞書はATOKと表示されている。

あぁ、いつものことだな。

コントロールパネルは「ずっと前からATOKさ。何も変わっていないよ」と言っている。
しかし、エクセル上で動いているのはMS-IME。
この程度のことはよくあることさと受け流す。
それが長年Windowsとつき合っている者の作法だ。

変更を加えていないので[適用]ボタンはグレーアウトしているから [OK]をクリック。
開いておいた秀丸のIMEはATOKに変わっていた。
秀丸を閉じる。
そこで、エクセルに文字を入力すると、依然としてMS-IMEだ。

ソフトによって、IMEが違うのは初めて見た。
パソコンを再起動しなければ、すべてのソフトに反映されないのか?
その前にエクセルを閉じて、再度立ち上げて見た。

直っている・・・

タスクトレイにも、おなじみのATOKを示す[あ]アイコンが復活。
ある日突然、何もしていないのに、設定が変わってしまうことはある。
ものごとの結果には必ず原因がある。
だが、原因がわからないことだって、よくあることだ。

直ればいいのだ。どうってことない。

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