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2013年5月17日 (金)

飛んでっちゃった

あ~ぁ、飛んでっちゃった

いつか使おうと思っていた千円札が、窓から吹き込んだ突風でどこかへ飛んでいってしまう。
あるいは、今来たばかりの遠距離の恋人が、まだ手も握っていないのに、帰りの飛行機に乗ってしまう。

こんな経験のある人であれば、
飛んでっちゃった
を言ったことがあるだろうが、まず居ないだろう。


この言葉を聞いて、あぁあのことだなと思った人は、よほどキーボード入力が速い人だ。

今日もメーラーには読み切れないほどのメールが届いている。
ざっと目を通しながら、必要だと思うものに目星をつけると「返信」をクリック。
すかさず本文の入力に入る・・

と、その時だ。
メールが飛んでいってしまう。

こうなると、スミマセン、内容を書く前のメールを送ってしまいました。
といちいちお詫びを書く羽目になる。

なかには「書きかけのメールが勝手に送られてしまいました」というような、ど素人ぶりを棚に上げた詫びを書いて、余計に心証を悪くする人もいる。
人となりがこういうところにも出てしまうから、油断がならない。

なぜ、メールは飛んでいくのか。
それは自分がなにかのキーに触れたからだ。

それは[Ctrl]+[ Enter ]
2つのキーを同時に押すことで、メール送信のショートカットキーになっている。

そこで、設定変更。
(outlook express、Windowsメールなど)

1,ツール>オプション
2,[送信]タブをクリック
3,メッセージを直ちに送信する のチェックを外す

4,[OK]

この設定をした後、メール操作手順を以下のように変える。

1,宛先、件名を入力
2,メール本文を書く
3,[Ctrl]+[ Enter ]押下

これでメールが「送信トレイ」にはいるが、まだ飛んでは行かない。
後で、送信したい時に[送受信]ボタンをクリック。
そこで初めて、メールが飛んでいく。

こうしておけば、誤って[Ctrl]+[ Enter ]を押下しても、メールは飛んでいかない。

次のメールを書いている時に、さっきのメールを書き換えたいなと言う場面がよくある。
この手順ならば、それが可能になる。
明らかな誤りを書いてしまった時などは、まだそのメールが自分の手元にあることを、神に感謝したくなる。

[送受信]ボタンが余計な手間だと思う人は、相変わらず、ITど素人丸出しのメールを送り続ける。
そして、今日も「飛んでっちゃった」を連呼する。
周りは、そういう人を向上心のない人だと思う。

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