房総半島を旋回して羽田に降りる飛行機の右下に見えるもの
GWの早朝。
首都高速はがらがら。
いつもは"高速駐車場"と揶揄される姿はない。
ここは若者が自動車免許を取得する際、もっとも難関となる場所。
ぎこちなく走る教習車に車間距離を置かずに威圧するトラックもこの日はまばら。
皇居には早くもランナーが出て、思い思いのペースで走り始めている。
まだ銭湯もシャワー設備も開いていない時間帯。
この近くに住んでいる人々だろうか。
新装成った東銀座の歌舞伎座。 "新鮮な魚"と謳って観光客を寄せる地域は多いが、
朝一番の公演に備えてか、多くの人が連なっている。
外国人の比率が高いように見うける。
この時間帯、もっとも人が出ているのは築地。
新鮮な魚を求めるプロの時間は終わり、アマチュアが商店に集う。
"新鮮な肉"を謳う場所はないな
そう独りごちながら南へ走る。
さらにクルマは海を目指すよう促している。
カーナビに東京23区>江東区>若洲主要部と打ち込んでいるからだ。
一旦進路は千葉方面へ。
ここは、観光地をめざす人々の道路。
急に交通量が増えた。
つづいて「東京ヘリポート」方面へ右折。
もう初夏と呼べるほどよく晴れた朝。
エアコンを入れるほどではないが、閉めきっていると暑い。
ぱたぱたぱた
開け放った窓から、確かにヘリコプターのプロペラ音が聞こえてくる。
福岡空港から羽田空港に帰ってくる時、房総半島を旋回して羽田空港に着陸するルートで、飛行機の右手下に見える。
あの異様な物体。
2004年に着工されて、徐々に異様な姿がくみ上げられていく。
そこはいったい何のために・・・
近づいてくると大きな風車。
その向こうにかすかにトラストが見えてきた。
このまま直進してしまうと、その全容をとらえることはできない。
橋の上は駐停車禁止。
それに"そのもの"の上からは"そのもの"は見えない。
当たり前だが。
一度はそのまま直進して橋を渡った。
だが、どこにも橋を撮影するポイントがない。
どこかにクルマを置かなければ、ゆっくり見ることはできない。
標識に従い「若洲海浜公園」へはいる。
入口で500円の駐車料金を係員に渡す。
10時15分からのキャンプ受付に合わせた人々。
釣りの場所確保に来た人々。
10時から可動するエレベーターに合わせた人。
9時前というのに、既にクルマは6割の入り。
つづく
| 固定リンク | 0
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 貸し切りの平和祈念像 長崎稲佐山スロープカー(2025.02.05)
- 初日から速さに目を見張ったFLAGSHIP STOREの会計オペレーション(2025.02.02)
- 磨き抜かれた夢の街 長崎スタジアムシティ開業 しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【1】(2024.12.28)
- 東町運動公園とアダストリアみとアリーナが頭の中でつながらない(2024.12.23)
- 長崎とここに訪れる人達を笑顔にする町が、まさにあと数分で生まれようとしていた(2024.12.11)