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2013年5月28日 (火)

水上バスに乗って肩車

僕らを乗せた水上バス「ユアータウン」は、初夏の日射しと上流からの風を受けて、浅草へ向けて疾走を始める。

左手に築地市場。
古い・・
移転したいと言う人がいるのも、わかる気がする。

浅草までの航路で、水上バスはいくつもの橋をくぐる。
水上バスは「川上り(下り)」であり「橋くぐりツアー」だ。
TOKYO CRUISE配布のガイドでは、その橋の数は15。
だが実際には、17の"橋"をくぐる。

始めにくぐるのは、勝鬨橋。
かつては中央部分が開いていた跳ね橋だ。
長さ246mは今日くぐる橋の中で最長。

Kachi1


東京クルーズは10隻の水上バスを保有している。
最新鋭の船はヒミコ、ホタルナだが、今日は料金表に「運休」の札がかかっていた。
ホタルナには広いデッキがあるが、ヒミコは完全な室内。
オープンエアで風に当たりたいので、デッキがある方がよい。
ただし、ユアータウンのデッキは猫の額。
出港と同時に、ほぼ人の隙間がなくなっている。

2つめにくぐるのは佃大橋 220m

船室にいた乗客が屋上デッキに上がってきた。
ようやく、外の方が気持ちがいいということに気づいたようだ。
もう立錐の余地もない。

ちびっこの手を引いたお父さん。
すかさず、子供を肩車して
「よく見えるね~」

後ろの人は見えないのだが・・

コンサート会場でも、水上バスでも、大勢の人が一定の方向を注視している場所では、肩車は迷惑行為である。
しかし、子育て真っ最中に、それに気づく親はまず居ない。

3つめは中央大橋 211m

「次のえいたいばしは橋桁が大変低くなっていますっ」
いつの間にか、そこにいた制服の女子船員。
デッキの乗客に向かって叫ぶ。

そんな大げさな。
子供を肩車していたって、橋に激突するわけないじゃん。
と聞き流していたが、女子船員は注意喚起をやめようとしない。

永代橋 185m

「ひくっ」
「やばっ」
本当に低かった。

Eitai

つづく

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