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2013年5月16日 (木)

眼鏡の手入れ方法

メガネケースに入れる時は、メガネ拭きを下に敷いて、その上にメガネを置くと傷がつきませんよ!

あら、そうね。
じゃぁそうするわ。
ね、わかった?

小学生の女の子が、母親に連れられて眼鏡屋に来ている。
僕はそのヨコでメガネを調整してもらっている。

子供がメガネをかけることになって、喜ぶ親はいない。
たとえ自分が近視でも、そうではなくても。
メガネをかけることになって、喜ぶ子供もいない。
初恋の人が「好きなタイプはメガネの子」と言わない限り。

これから長いつきあいになる君へ、メガネの手入れについて話しておこう。
これは、僕が長い間、思い込みで間違えていたことが、元になっている。
メガネ初心者の君にも、きいておいて損はない話だと思う。

いきなり、メガネ拭きで拭いてはいけない。
汚れを落とすことが先決。
メガネ拭きは仕上げのために使う。

まずは、ティッシュペーパーを一枚ポケットに入れる。
それから水道の蛇口の前へ行く。

レンズをお湯で洗ってはいけない。
熱湯はもっての他だ。
企業では水道からデフォルトでお湯が出てくることがあるが、水に切り替えて使う。

アルカリイオン水、温泉もダメだ。
温泉につかって、ふぁ~あと言いながらメガネをお湯につけている人がいるが、とても残念なことだ。

洗う時に使うのは微量の中性洗剤。
つまり、食器を洗う洗剤だ。
まず、メガネを冷水で濡らす。
次に微量の中性洗剤を親指と中指にとる。
ほんの少しだけレンズ面につけたら、水を流しながら、優しくレンズをなでる。
そして、泡が切れる程度まで、水で洗い流す。

洗うのは指だ。
スポンジやブラシは、レンズに傷が付く。
石けんを使ってはいけない。

現代のメガネはよほど廉価のレンズでない限り、UVコートされている。
だが、その皮膜は経年劣化していく。
レンズは消耗品だ。

そして、正しく洗う手順を守らないと、UVコーティングなど、レンズに加工された皮膜がはがれてしまう。

水を切ったら、ポケットからティッシュペーパーを出して、レンズを軽く押さえて水分を吸う。
その後、フレームの水分も拭き取る。

そして最後に、トレーシーなどのメガネ拭きで仕上げ拭き。
仕上げ拭きは必ずしも必要ない。
トレーシーは定期的に中性洗剤で洗って干すと、何度でも使うことができる。

どうでしょうか。
全国のメガネストの皆さん。
あなたの手順と同じでしたか?

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