旅の終わりにロンサンド
2012年8月、里帰りの楽しみのひとつ、ロンサンドを買いに行く。
ところが、佐世保郵便局そば京坪町のロンサンドが閉店していた。
それならばと、ロンサンドを置いている佐世保駅のコンビニ「生活列車」へ。
すると、ここはコンビニがなくなりお土産ショップに変わっている。
ロンサンドは置いていないんですか?
「あぁ置いていないですね」
入口むかって左手の土産モノ店はファミマに変わっている。
念のためにチェック。
棚を舐めるようにみて、店員さんに尋ねる。
やはりここもダメ。
ロンサンドがなくなってしまったのか?
そんな馬鹿げたことがあってたまろーか。
あげん、うまかとに。
と佐世保弁になってしまうくらい気が動転する。
そうだ。
確か、もう一軒店舗があったはずだ。
インターネットで住所を調べて、佐世保市大和町843-6へ。

よかった、ここはあった。
店内は10席ほど。
お店で食べることもできるし、従来通り、緑の箱「ロンサンドボックス」の持ち帰りもできる。
このお店以外で買えるところを尋ねたところ
・総合、中央、労災、共済の4病院売店
・映画館「太陽」そばのコンビニ「RIC」
を教えてもらった。
それにしても、佐世保駅でロンサンドが買えないのは不便だ。
特急みどりに乗って帰京の途につく時、佐世保で最後の楽しみは「レモンステーキ弁当」そして「ロンサンド」なのだ。
ロンサンドとコーヒーを買って、文庫を読みながらひとつまみ。
車窓の景色に別れを惜しむ。
そして、またひとつまみ。
こうして、佐世保が遠ざかる現実を受け入れていく。
そこで、次に帰ってくる日までがんばろうと思うわけだ。
旅の終わりにロンサンドは欠かせない。
玉屋のサンドイッチと並び、ロンサンドは佐世保のサンド界を牽引する存在。
しかも元祖"佐世保サンド"だ。
せっかくの地元の財産を大事にして欲しい。
新幹線全駅停車して往く品川-博多の旅(おわり)
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