カルビーライトとかっぱえびせんを検証してわかる、かっぱえびせんが美味しい理由
かっぱえびせんライトは、お話にならなかった。
→1番ライトかっぱえびせん
塩味が効いていないのだろう。
その時は、そう考えていた。
長年、ハズレのないかっぱえびせん。
「一歳からのかっぱえびせん」を除いては、初めての外れに接し、カルビーに捲土重来を期待したのだった。
そして時は来た。
2013年6月、カルビーは「カルビーライト」ブランドでかっぱえびせん、ポテトチップスなどの定番人気商品を揃えてきた。
かっぱえびせんライトではない。
カルビーライトかっぱえびせんだ。
さすがに、同じ轍は踏まないだろう。
(3時間経過)
カルビーにとって、轍は2度踏むためにあったようだ。
1口食べた時点で
「名前変えただけだったのか」
いや、違う。
今回はエビの味を強調している。
塩味はそれなりに効かせているのだ。
それでも、かっぱえびせんの味は出ていない。
では、かっぱえびせんの味とは何か?
検証してみよう。
(1日後)
買ってきたのは「かっぱえびせん」40円の小袋。
26gあれば、検証するには十分だ。
(5分後)
あ、検証するのを忘れていた。
やめられない、止まらない。
危うく、食べ終えてしまうところだった。
今度は、ひと噛みずつ味わう。
この味わいはどこに秘密があるのだろう?
ひとつは噛んだ時、腔内から鼻に抜ける香ばしい香り。
これがライトにはない。
外側を舐めてみる。
わからない。
かみ砕いた後の断面を舐めてみる。
むむっ(カビラの口調で)
中の味がミソだ。
断面の味というよりも、中身に含んでいる成分が唾液で溶け出てきた時。
あの、かっぱえびせんの味がするのだ。
あられの中に閉じ込められたエビの肉汁。
それが十分な油を使って揚げないと、生まれないのである。
(1日前に戻る)
カルビーライトかっぱえびせんの底には、さらさらの塩が残る。
ここには、美味しいかっぱえびせんの味が潜んでいるのでは?
そう思って舐めてみると、一般的えびせんべいの味。
かっぱえびせんの味は味付けではなく、焼きの行程で生まれるのである。
カルビーの皆さん、カロリーを気にして頂かなくてもけっこうですよ。
いくらかっぱえびせんが美味しいからと言って、毎日は食べませんから。
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