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2013年6月13日 (木)

人々は商売熱心を望んでいる。

いつも、ありがとうございます!

その娘、年の頃は19。

会員制度を敷いているそのコンビニでは、その会員の顧客ロイヤリティがレジに表示される。
カードをスキャンすると、たとえば「この会員は松・竹・梅 でいうと梅!」といった目安が店員に一目でわかる仕組みだ。

顔なじみの魚屋しか言ってくれないような台詞が、見ず知らずの若年層女性店員の口から出る。
つい気がゆるむ。

「ただいま、魚フライ揚げたてですよ!」
え?そうなの? じゃそれも。

思わず買ってしまった。

アイスと魚フライ、袋分けますか?
いや、一緒でいいよ。

すると、すがきや味噌煮込みうどんを立ててついたてを作ると、右にアイス、左に魚フライを丁寧にさし込むように置いてくれた。
その心根が嬉しい。

商売熱心
消費者が望んでいるのは、そういうことだ。

数ある店の中から、ここに来てくれてありがとう。
買ってくれて嬉しい。
できればまた来て欲しい。
そんな心からの気持ちが言葉と動作に表れる。

「ありがとうございます。またお越し下さいませ」
よそ見しながら、マニュアル棒読み。

そんな店員の言葉は、心に響かない。


"心を込める"
と言うが、実際に心を込めて仕事をしている人は少ない。
商売人に限らず、サラリーマンがそう。
就活の学生でも同じことだ。
だからこそ、心をこめる人が、人の心を打つ。

消費という行動は人を楽しくさせる。
たとえ金額は僅かでも、お店で好きな品物を選び、手に入れることはささやかな楽しみ。
その楽しい気分が台無しになる商売人が少なくない。

コンビニでペットボトルとカップ麺と大福を買う。
ペットボトルを"どん"と置き、
カップ麺を"がさがさ"袋と喧嘩させながらねじ込む。
そして最後に、空いたスペースに"どすん"
大福を投げ落とす。

いちいちそんなこと指導するまでもないよ。
と言うようなことを平然とやってのける商売人は実在する。

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