ど~ん太郎は華道ではなく菓道
時々、ど~ん太郎が食べたくなる。
時々といっても、5年に1度くらいだ。
ど~ん太郎は駄菓子屋さんで売っている即席油揚げ麺。
パッケージに書いてある製造元は茨城県の(株)華道。
ところがこの会社、本当の名前は菓道(読み:かどう)である。
自社名をミスプリントしたのか、それとも、芸名やペンネームのようなものか。
うまい棒と並ぶ安くて美味い駄菓子の代表格。
しらべるでは、そう定義している。
ど~ん太郎は、どん兵衛の麺に味をつけて砕いて売ったらこうなるだろうなという、うどんのスナック菓子。
ラーメンの類似品は多いが、うどんというのが珍しい。
実勢価格10円。
5年に1度やってきて、10円しか使わないと駄菓子屋さんの経営が成り立たないので、10個まとめて買う。
いまどき100円買って驚かれる店はないが、行きつけの駄菓子屋では
「まぁ、そんなに」
と驚いてくれる。
ここで、5年に1度しか行かないのに、行きつけなのかという論点には言及しない。
10個もまとめ買いしたのだから、これで3~4日は食べられるな。
それは甘い。
いや、ど~ん太郎が甘いのではなく、その観測が甘い。
ど~ん太郎は袋を逆さにして、ざーっと口に流し込み、ぼりぼりと食べるのが美味い。
1袋があっという間に終わってしまう。
まぁ量も少ないし、もう1袋いくか。
そうこうしているうちに、気がつくと10袋が空いてしまっているのだ。
恐るべし、ど~ん太郎。
原材料にそば粉が入っている。
れっきとしたそばアレルギーだが、これまでのど~ん太郎人生においてアレルギーは発症していない。
この日も100円玉を1個握りしめ、いつもの店にやってきた。
ど~ん太郎あります?
うまい棒?
どんな耳をしてるんだ
いや、ど~ん た・ろ・う
え゛ラーメン太郎?
どうやら、駄菓子屋のおばさん、5年来ないうちにかなり耳が遠くなったらしい。
たちつてとの、どーん た・ろ・う!
そう言いながら、一瞬で見渡せるほどの狭い棚を確認する。
コレクター動体視力をもってすれば、結論は一瞬にしてみえている。
どこにもない・・・
ラーメン屋さん太郎、餅太郎、酢だこさん太郎・・・
他の太郎はたくさんあるのに、肝心のど~ん太郎だけがない。
あぁ、ど~ん太郎ね。
やっと、話がかみ合ったおばさん。
あれは、最近の子たちには受けなくてね。
何年か前から、もう入れてないのよ。
時々、若いおとーさんが懐かしいと言って、尋ねて来るけどね。
ちなみに、餅太郎のメーカーは「菓道」
ラーメン屋さん太郎も「菓道」
酢だこさん太郎も「菓道」
どうやら、ど~ん太郎の華道はミスプリントだったようだ。
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