扱いが悪い仮面ライダー新1号、胸板に萌えるウルトラマン
今乗ってきたばかりの「ユアータウン」は、折り返し日の出桟橋に向けて川下りする乗客を吸い込んでいく。
修学旅行生が気が済むまで写真を撮るスポットで、1枚だけ写真を撮る。
ビルの合間からスカイツリーがすっきり見えるのがここ。
その日僕らは本当に水上バスに乗って、下町に繰り出した。
宛先は決めず。
地図のない旅。
「地図もってるし」
誰もが期せずして、地図を手にしている。
水上バスを運営する会社東京クルーズが、乗船前にくれた「ゆら~り隅田川マップ」だ。
始めに足を向けたのはバンダイ本社ビル。
「仮面ライダー旧1号をリメイクせよ!」
と座り込みに行くのではない。
ただ、ビルを見に行くだけ。
しかし、ここは地図に載っていなくて交番のおまわりさんに尋ねる。
たまごっちやアンパンマンが先頭に立っている。
仮面ライダーの扱いが悪い。
あんなに奥なのか。
彼のとなりに並んでみて、プロップ通りかを検証する。
プロップとは縮尺模型のこと。
テレビ番組の設定では仮面ライダー新1号の身長は180cm。

確かに身長は180cmあたりだ。
さすがバンダイ、基礎が違うぜ!
マスクを固定するアゴ紐まで再現してあり、細かい描写に感心する。
となりにいたウルトラマンは、正面から見ると平坦だが、ヨコから撮ると胸板の立体感に萌える。

休日で会社は休みなので、ビル内のショウルームに立ち入ることはできない。
浅草と言えば雷門。
浅草寺(せんそうじ)の入口にさがっている。
東京マラソンでは多くのランナーがここでカメラを取り出してスピードを落とす。
東京タワー付近でも同じなのだが、ここはコース幅が狭いため"雷門渋滞"が起こる。
自己ベストを狙うランナーにとっては難所と言える。
雷門は江戸時代の1865年に火災で焼失。
95年後の1960年に、松下幸之助~松下電器創業者~の寄付で再建された。
「Panasonicじゃないの?」
とつっこむN氏。
やだなぁ、伝統というものがあるでしょ。
つづく
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