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2013年7月 3日 (水)

鹿児島の皆さん、ぜひ「桜島1号記念館」を!

2011年3月、九州新幹線が鹿児島まで開通。
大阪から「みずほ」「さくら」に乗れば、寝ていても鹿児島に着くようになった。

そうだ!鹿児島 行こう
いやもう、実際に行ってみた。

そのどちらにも当てはまらない方と、鹿児島について考えてみたい。

鹿児島は、九州では「かごんま」と呼ばれている。
鹿児島には「酒と言えば焼酎のこと。飲み屋で酒を頼むと、焼酎が出てくる」という風説がある。

「かごんまに来たら、焼酎ばのまんば!」

これまで数千人、いや数万人の鹿児島県担当者が
「日本酒」
「水割り」
と言った瞬間、地元社長さんに言われてきた言葉だ。

新幹線が開通したのは2年前。
それまで、関西から鹿児島に行く人は飛行機を使っていた。
東京から行く人は、今でも飛行機を使っている。

高速道路は九州自動車道が鹿児島ICまで県を縦断する。
九州の東を縫う「東九州自動車道」の一部区間が、歯抜けで開通している。
宮崎県とは早くから宮崎自動車道で結ばれており、行き来はとても便利だった。

だが、熊本県の八代-宮崎県えびの区間の高速道路ができたのは1995年。
大企業の出先が多い福岡県から出張する鹿児島県担当者は、眠気と戦い
「助かりません!救急車到着まで1時間」
の看板に脅されながら、延々と219号線を走らなければならなかった。

2011年、空・陸・鉄の高規格交通網が揃い、さぁこれからと気勢を上げるところだ。

日本が開発したロケットの大半は、種子島の宇宙センターから打ち上げられる。
世界自然遺産の屋久島には、数千年来の生態系が残っている。
ただし、それらは離島である。
鹿児島からさらに船に乗らなければならない。

陸続きの指宿には、浴衣を着て砂に埋まって入る砂風呂がある。
砂をかけられて、浜辺に埋められるのは独特の気分だった。

わが胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙はうすし 桜島山
と詠んだのは西郷隆盛ではなく、福岡藩士の平野国臣。

コンタクトレンズが売れない。
窓が開けられないので、エアコンや乾燥機がよく売れるという風説は、活火山である桜島の灰が風向きによっては、鹿児島市内に降ることに起因している。
目の前で噴煙を上げる山というのは、間近にするとおぉっとなるし、カメラも構える。

怪人ゴースターが登場した仮面ライダー40、41話のロケが桜島で行われたことにちなみ、この回から登場したリペイント仮面ライダー旧1号は、コレクター市場では桜島1号と呼ばれている。
当時になかった呼称が、バンダイの商品名にまでなっている。
これは珍しいことだ。

ぜひ、桜島1号記念館を建てて欲しい。
そうすれば、全国から仮面ライダーファンが空・陸・鉄を使って殺到するだろう。

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