聖子ちゃん 武道館 カラオケ
去年はパセラで仲間を待っていたわけだが、今年は待たせる側になった。
仕事の都合でライブには来られなかった友だち。
去年の僕と逆の立場だ。
予約の時間ぴたりに
「注文をお受けします」
と画面表示されて宴会がスタート。
ここはカラオケボックスだが、まず食事。
今年も誰も歌わない。
去年はこれが不思議だった。
カラオケボックスなのに、なぜ歌わないの?
時間がもったいないじゃない・・・
ボックスでは、いきなり歌うものだと思っていたのだ。
近況を交換する同級生達。
みな、仕事が大変だという。
おれたち佐世保から東京に出てきて、よくがんばっとるよねぇ ~
皆が共感する。
佐世保からいくつかの経由地を経て来た僕は、どうもこの「東京へでてきた」という輪に入れない。
そこで、聖子ちゃんに話題を変える。
そういえば、100周年とはしらんかったね
「違う、違う100回!」
「それじゃ、おばあちゃんやろ」
そりゃ、そうやね
仲間のツッコミに笑う
宴も折り返しを過ぎた頃、ようやく1曲め。
先駆けは今年もサトウ君。
彼は長年ファンを続けていて、この祭りを仕切っている。
「LuLu」
6月に出たニューシングル
前日に予習のため、iTunesで買って聴いた。
その時点ではリピートで聴いてもぴんとこなかったが
聖子ちゃんが歌うのをみて、びびっときた。
つづいて・・・
誰も歌わない
しばらくして
「motoくん、あれば歌わんね」
とハートのイアリングを入れてくれた。
今年も高音が苦しいが、なんとか歌いきる。
ラストはステージでもカラオケでもこれ。
「夏の扉」
思い切り右手を突き上げ、扉を開けるポーズに加わる。
ライブでは「お決まりの振り付け」に入れなかったのが
悔しかった。
この一体感がいい。
作られた一体感
自然発生的ではない。
さぁ皆さんご一緒に!
の一体感。
知らない人がその映像をみると、統制された一体感に違和感を抱くかも知れないが、その日、その時間、そこに身を置くことはとても気分がいい。
また、ここに帰ってきたい。
ここに聖子ちゃんがいて
ここに仲間がいる。
聖子ちゃんの音楽があり、歌いつなぐファンがいる。
そこに説明も理屈も要らない。
音楽ファンならば、誰だってわかることだ。
世の中には、説明しろと言うヤツが多すぎる。
だが、ここに嫌なヤツはいない。
姉はツアー最終日、マリンメッセ福岡に"参戦"
お盆には、ネタバレ解禁で語り合うのが、今から楽しみだ。
松田聖子武道館100回記念の話 おわり
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