マラソン大会における統制とは?
ゴーグルがついた工事現場のおじさんヘルメットを被り、再び路上へ。
メガネだからゴーグル要りませんと言うと、ワニのおじさんが「これ飾りですから」が外れないことを教えてくれた。
かつてバイクに乗っていた頃は、原付はノーヘル。
自動二輪はフルフェイスもしくはジェットヘル。
こんなのはなかった。
走る阿呆?
次の目的地は南町演舞場。
正確にいうと、阿波踊りの時に南町演舞場が組まれる場所。
2007年公開の映画「阿波ダンス」「眉山」ともに、エンディングの舞台に使われた阿波踊りのメイン会場だ。
阿波踊りの開催期間は8月12日~15日。
演舞場の入場券は、7月1日10時から販売開始。
電子ちけっとぴあ、ローソンチケットで取り扱っている。
期間中は、観光客も「にわか連」に加わって踊ることができる。
オフシーズンに来ても、何もないことは調べがついている。
せっかく徳島に来たのだから、その場所に来ておきたかった。
阿波踊り会館からバイクで10分ほど。
両国橋交番を目指してたどり着いた。
多分ここだと思う。
余興としての徳島観光は眉山とここだけ。
そろそろランナーのルーチンに戻る時間だ。
バイクを飛ばして徳島市立体育館へ。
と言っても、電動バイクは30km/hしか出ない設定になっている。
体育館前にバイクを停めて、さぁ受付へと思った時。
ここでわずかな誤算。
ナンバーカード引換証を、先にホテルに預けた荷物に入れてしまっていた。
そこへ、天気予報より30分早い雨が落ち始める。
いったんホテルに戻り、傘を差して徒歩で受付会場へ。
会場内は所狭しと販売ブースが並んでおり、遠くが見通せない。
アシックス製品が並ぶブースには、レース御用達のプロパッドが並ぶ。
なんと、東京のランナーズショップやWEBでは、市中在庫がなくなっている旧式のプロパッド(すべり止め付き)が廉価販売されている。
靴下は腐るものではない。
来年用の予備にと1足確保。
これ、もう何処を探しても売っていないんですよ。
そう話しかけると、そんな情報要らないとばかりにスルーされた。
ナンバーズカード、RCタグ、参加賞のTシャツなど一式を受け取る。
混雑はなくここまではスムーズだ。
つづいて、Tシャツの刺しゅうサービスの受付を探す。
郵送で届いた案内によると、1,500円でゴールタイムを参加賞のTシャツに刺しゅうしてくれるという。
このサービスは他のマラソンでは知らない。
ところが、受付場所がわからない。
ランナー受付のボランティアに尋ねると、あそこにいる人に聞いてと言われ、あそこにいる人は、俺たちは違うと言い。
玄関まで戻ってマニュアルを持っている主催者スタッフに聞くと、マニュアルを繰った後、わかりませんと言われる始末。
ようやく見つけた受付係の人がいい人で救われた。
受付会場で垣間見えたのは、統制が存在しないことだ。
かつて、ボランティア参加した大会で、同様の風景をみた。
全員がすべてを知っている必要はない。
誰が何を知っているか、それは何処に行けばわかるか。
その情報が大会における統制なのである。
会場を出たところに大塚がOS-1のブースを出している。
商売熱心なおじさんが勧めてくれる。
今ここで一円にもならなくとも、自分たちの商品を知ってもらいたい。
その熱心さに共感する。
毎日飲んでますよ。とコップ一杯もらう。
OS-1は去年の春から、常用飲料だ。
強くなってきた雨を避けるように、ホテルへ引き上げる。
夕飯はバイクに乗って遠くのラーメン屋に行きたかったが、どうやら駅前のラーメン屋に落ち着きそうだ。
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