箱根駅伝6区 時間が許す限り選手の足あとを追う
下調べゼロ!
おしゃれなレイクサイドのカフェも知らない僕らは、箱根駅伝ミュージアムで買った缶ジュースを飲みながら帰路につく。
なかなかおいしい。
でもなんという名前だったか覚えていない。 と書いたらサトウ君が送ってくれた^^;)
いつもならば、SHOT NOTEでメモをとるか、iPhoneのメモ機能に記録を残すところだが、今日は遠方から来たる朋との語らいがメイン、取材スイッチはオフ。
ペンすら持ってきていない。
芦ノ湖駐車場から箱根駅伝のスタートラインをまたいで、クルマを発進させる。
ゴール地点が、イメージと違うと思った理由は沿道を埋める観客だ。
テレビカメラがゴールになだれ込む5区の選手をとらえている時、その向こうには観衆の人垣。
その後ろにある芦ノ湖や駐車場は見えていない。
復路スタートラインから最初の左折まで、テレビで見ていると距離があるように見えるが、クルマで走ると瞬時に交差点が迫ってくる。
来た道とは違う箱根駅伝のコースへと左折。
6区、山下りの選手が走るコースを車で走る。
「上りよりも下りが、膝にくるけんキツイっていいますよね」
そうなんだ。わかってるじゃないか、サトウ君。
大鳥居を抜けて右折。
しばらくはずっと上っていく。
つまり5区の最終盤は下りながらゴールということだ。
映像は二次元であり、高低差を視角ではとらえにくい。
こうして現場にくると三次元で見て、体が重力を感じる。
カーナビがこっちへ行けと、コースアウトを指示するが、時間の許す限り選手の足あとを追う。
小刻みに蛇行する下りのコース。
バイクならば怖さがあるが、クルマならば快適そのもの。
そういえば、自転車はたくさん走っているのだが、バイクが走っていない。
後で地図を見ると並走して箱根ターンパイクという道路がある。
ライダーはそちらが御用達なのかも知れない。
小涌園らしき場所にさしかかる。
だが、どれがそれなのかよくわからない。
沿道は箱根駅伝用に観光化されてはいない。
箱根駅伝というブランドに頼らずとも、温泉と景勝地として十分成り立つ場所なのである。
80年代を懐かしもうと、かけていた聖子ちゃんが終わったので、つづいてカーステレオから西松一博を呼び出す。
天神のライブハウスで行われた西松一博のファースト・ライブもサトウ君と一緒だった。
「こんな感じやったですかねぇ」
無理もない。もう数十年聴いていないのだから。
1stアルバム「GOOD TIMES」は名盤だが、CD化されていない。
「シーボニアランチ」はご機嫌なロック・ナンバー。
この場所に相応しい。
渋滞することもなく、クルマはやがて平坦な場所まで降りてきた。
平塚中継所、戸塚中継所、鶴見中継所
このまま選手の足あとをたどりたいところだが、飛行機の時間がある。
これ以上遅れるとまずいという目安をカーナビが示した時点で、指示に従い有料道路へとコースを変えた。
ガイドブック
インターネット
現代は、旅先の情報に溢れている。
本に出ていなければダメなもののような気がするのはおかしくないか?
日頃、そう感じている。
しらべ過ぎると疲れる。
がつがつした旅になる。
前日に急遽決まった旅は、小さな歓びと発見に満足する心穏やかなものだった。
終わるじぇ
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